落胆の阪神 痛恨敗戦に右翼席からメガホン投げ込まれる 岡田監督は取材対応なく
「阪神0-1巨人」(23日、甲子園球場) 2位の阪神は首位・巨人との天王山2戦目を落とし、ゲーム差は「2」に開いた。前日は「1-0」で勝利したが、同スコアで痛恨の敗戦を喫した。 【写真】スタンドにあいさつする巨人ナイン 怒りの阪神ファンは背を向ける G党は歓喜する中 残り試合を考えれば、連覇が遠のく一敗。厳しい現実に試合後、岡田監督は取材対応なく、ベンチ裏から姿を消した。 1点に泣いた。先発・高橋が力投していたが、七回は先頭・吉川に中前打、岡本和に左前打を浴びて無死一、三塁。ここで代打・坂本の右前適時打で先制を許した。これが決勝点。左肘の手術などからの1軍復帰後、4戦4勝を誇った左腕が今季初黒星を喫した。 打線は巨人の先発・グリフィンを相手に苦戦。六回は2番手・ケラーから先頭・大山が左中間への二塁打を放つも後続が凡退。九回は2死から代打・糸原が執念の内野安打。代走・植田が二盗を決めて一打同点のチャンスを作ったが、木浪の三振で試合終了となった。 今季の伝統の一戦は12勝12敗1分けで終了。巨人はマジックを2つ減らし、「4」とした。痛恨の一敗に甲子園はため息。右翼席からはグラウンドにメガホンも投げ込まれた。