広島が湘南MF田中聡を獲得 海外再挑戦&日本代表の夢へ「違ったクラブで結果を残すことが大事」
J1広島は30日、湘南からMF田中聡(22)が完全移籍で加入すると発表した。複数クラブが争奪戦を繰り広げていたが、田中は今夏もラブコールを受けた広島入りに前向きな姿勢を示していたという。 長野市出身の田中は湘南の下部組織を経て、19年に2種登録。21年にトップ昇格してJデビューを果たし、22年8月からの1年間はベルギー1部コルトレイクでプレーした。J1通算は114試合7得点。 田中はクラブを通じ「サンフレッチェ広島というクラブでプレーできることを感謝しています。自分らしさを出し、広島のために戦います。これからお世話になります。よろしくお願いします!」とコメントした。 湘南を通じて発表されたコメントは以下のとおり。 「サンフレッチェ広島に移籍することになりました。 まずは湘南ベルマーレで約6年間サッカーができたことを幸せに思います。 自分がどんなに調子を落としても試合に使ってくれた智さん、敏さん、不満はあったであろうチームメイトのみんな、どんなに連敗して勝てなくても最後まで信じて声を出し応援してくれたサポーターの皆さんには、本当に感謝しかありません。 ベルマーレユースに加入していなかったら、今のプレースタイルも築けていないですしプロにもなれていなかったと思います。 アカデミースタッフの皆さんにも感謝しています。 20歳の時、ベルギーへ行きましたが全く活躍できず、世代別代表に行っても自分のプレーが通用せず、ベルマーレの一員としてプレーしている時が一番楽しく一番自分を出せました。 でも自分は海外で活躍し、日本代表選手になることが昔からの夢です。 だからこそベルマーレではないまた違ったクラブで結果を残す、活躍するということが大事なのではないかと思っているのが本音です。 自分勝手だと思いますし、言ってることを理解できない方も多いと思いますが、自分なりにたくさん考えたくさん悩んだ末にこの選択に至りました。 改めて湘南ベルマーレに関わる全ての皆さんに感謝しています。 これからもサッカーをたのしんでプレーしていきます。 本当にお世話になりました」