マー君が小学1、2年対象の野球教室「マー君カップ2024」初開催 未経験者や初心者らと交流
楽天・田中将大投手が10日、仙台市内で「マー君カップ2024」を開催した。野球未経験者や、始めたばかりの小学1、2年生の男女を対象とした野球教室で、今回が初開催。宮城県内の子供たちが39人集まり、約3時間たっぷりと野球を楽しんだ。 【写真】<マーくんカップ>子供たちにアドバイスをする田中将(撮影・篠原岳夫) 「小さい子供たちに野球に触れてもらう機会が少ないなと感じていたので。興味を持ってくれるきっかけになればと思いました」 野球の競技人口の低下が叫ばれる中、開催に至った理由を説明した。楽天の岡島豪郎外野手、辛島航投手、元外野手で楽天アカデミーの聖沢諒氏もコーチ役として加わり、地元の子供たちと触れ合った。 キャッチボールや置きティー打撃、ベースランニングなど、基礎的な動きを学んだ後は、参加4チームがホームラン競争や変則ルールのティーボールで競った。 「子供たちがこんなにも前のめりに最後までやってくれて。僕個人として、やって良かったなと思います」と田中将。未経験者や初心者が中心で、指導するたびにメキメキ上達する姿に「スポンジみたい、吸収が凄い」と声を上げる場面も。「言ったことをすぐトライしようとしたり。目に見えて形が変わったり。簡易ルールの野球の中でもアジャストする力。驚かされましたね」と短期間での成長に目を細めた。 「これからも継続的にやっていけたらと思う。ここからまた練っていって、また次回以降に向けて話を進めていければ」と次回開催への意欲も示した。 今回とは異なるコンセプトで、22年オフからは中学3年の投手に指導する野球教室「マー君ラボ」も開催している。第3回となるこのオフは12月8日を予定。プロ野球選手が指導できる最高学年にあたる中学3年の投手の投球を、球速、回転数、回転軸なども細かに計測しながら詳細に分析。そのデータも加味して田中将が直接助言、指導を行い、こちらはより実践的な野球教室となっている。