男子選手が女子のリングに乱入し大乱闘に発展!すべての因縁決着は新日本プロレス×スターダム興行へ
11日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『第14回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ戦~ in KORAKUEN NIGHTER』が開催。女子のリングにまたも男子選手が乱入して大騒ぎになった。 『ゴッデス・オブ・スターダム』はスターダムの秋の風物詩であるタッグリーグ戦。年末~年明けのビッグマッチの光景を大きく左右するシリーズであり、ユニットやパートナー間の絆が試されるプロレスの醍醐味が味わえるシリーズとして注目を集めている。 この日のメインイベントでは、なつぽい&安納サオリvsテクラ&渡辺桃のタッグリーグ公式戦が実施。この試合で注目されていたのは、リーグの勝敗よりもなつぽいとテクラの因縁だ。 テクラとなつぽいは、かつてジュリアを中心としたユニット【Donna Del Mondo(DDM)】にともに属し【テクぽい】というタッグも組んで仲睦まじい様子を見せていた。 しかし、なつぽいは2022年7月にDDMとバチバチに抗争中だった【COSMIC ANGELS(コズエン)】へ突然の移籍。仲間の誰にも相談せずに強行されたユニット移籍であったため、当時のDDM勢はブチ切れ。中でもテクラは自らの欠場中にパートナーを見送る形となってしまっていた。 時は流れ、現在テクラは闇落ちして極悪ユニット【H.A.T.E.】で大暴れ中。なつぽいによる2年前の“裏切り”をキーワードに因縁をふっかけ、ベルトを争うだけでなく複雑な人間関係のドロドロを見せ続けている。 そんな中、テクラは新日本プロレスの極悪ユニット【BULLET CLUB WAR DOGS】と密かに内通。今年10月にはなつぽいとの試合の中でWAR DOGSのクラーク・コナーズが乱入してきてなつぽいをスピアーで一撃KOするという事件も起こっていた。
テクラは先月まで右手首の負傷で欠場しており、この日もギプスを装着して試合に臨んでいた。しかし中に何か仕込んでいるのか異様な打撃力を誇り、なつぽいは打撃戦で圧倒的不利に追い込まれる。 怒りに震えるなつぽいは安納のサポートを受けながら突貫。テクラの関節技地獄を耐え抜いた上で顔面へ怒涛のトラースキック&冠先割を連打していく。 なつぽいが試合を決めにかかろうとすると、テクラは不意になつぽいの背後を指差す。この状況は10月にコナーズが乱入してきたときと同じシチュエーション。思わずなつぽいが振り返るも、そこには誰もおらず。 隙を晒したなつぽいへテクラがスピアーを突き刺し、DDD(※変形ブレードランナー)を決めて3カウントを奪った。 試合後、テクラはなつぽいの髪を掴んで引き起こしながら「一番強い凶器、プレゼントありがとう。貴女のせいだよ」とギプスを誇示。そして「貴女がプレゼントくれたから、私も今日サプライズ持ってきたよ。サプライ~ズ♪BOW WOW!」と闘犬の雄叫び。
すると、またもコナーズがリングに飛び込んできてなつぽいへスピアーを狙う。この暴挙にブチ切れ、なつぽいの仲間であるコズエンの面々だけではなく、スターダム正規軍とも言える岩谷麻優ら【STARS】勢もリングに飛び込んできてH.A.T.E.と大乱闘を展開。 コナーズは早々にリングを降り、不敵な笑みをたたえながらこの模様を高みの見物。騒動が落ち着くとテクラと2人で引き上げていった。