首位・鍵山優真、「アクセルだけのミスが目立って」と苦い顔も「すぐ切り替えられた」メンタル成長 初優勝へ前向く【全日本フィギュア】
◇20日 フィギュアスケート 全日本選手権第1日(大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム) 昨季世界選手権2位で今季グランプリ(GP)ファイナル銀メダルの鍵山優真(21)=オリエンタルバイオ・中京大=が92・05点をマーク。演技冒頭の4回転サルコー、そして4回転―3回転の連続トーループと2本の4回転ジャンプを成功させて首位発進した。 演技後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)での転倒には「アクセルだけのミスが目立ってしまって悔しい」と苦い顔をしたものの「変な緊張もせずに最初から最後までできた」と、一定の手応えを語った。 GPシリーズのフィンランド大会でミスから崩れるなど「気持ちの弱いところが目立っている」と振り返る。昨季の好結果から「それを超える演技をしないと」と自らプレッシャーをかけていたが、フィンランド大会を機に改善傾向。この日もミスを悔やみつつ「そんなにネガティブな感情にならず、明日頑張ろう、とすぐに切り替えられた」と、初優勝がかかるフリーへ前を向いた。
中日スポーツ