【高校サッカー選手権】京都橘の米澤一成監督「"引け!"と思っていました」くじ引き結果は狙い通りの開幕戦
11月18日、第103回全国高校サッカー選手権の組み合わせ抽選会が都内の日本テレビ本社で開催され、出場48校の対戦相手が決定した。 【フォトギャラリー】組み合わせ抽選会風景 2年連続11回目の出場となる京都橘(京都)はくじ引きの結果、1回戦の対戦相手は帝京(東京B)に決定。12月28日に国立競技場で行われる開幕戦に挑むこととなった。 「"引け!"と思っていました」開幕戦を引き当て、してやったりの表情をみせたのは京都橘の米澤一成監督。「開幕戦はやったことがなかったので、ぜひやりたいと思っていました。国立競技場はロッカールームもピッチも良いので、それを選手たちに味わせたかった」とその理由も明かした。 92回大会、改修前の国立で準決勝を戦った以来の聖地での試合。その前の年には決勝戦も経験していただけに「色々やらせてもらって、あとは開幕戦だけだった」と指揮官は初体験となる開幕戦を引き当てたことを喜んだ。 そして、国立や開幕戦という要素に加え、対戦相手の帝京が15年ぶりの出場というこで、注目度もさらにアップ。「"ドアウェー"だと思いますので、その中でも平常心を保ってやれるかがポイント。精神的なところも含めて鍛えられたらなと。いい経験になると思います」せっかく全国大会に出場するなら、選手たちにはよりいい舞台に立たせてあげたい。そんな米澤監督の気持ちが開幕戦を引き寄せたのかもしれない。 「京都を代表してきていますので、もちろんは恥ずかしい試合は出来ないですし、勝つ事で京都に恩返しが出来る」 厳しい予選を勝ち抜き手にした全国切符。「まずは開幕戦に勝って(流れに)乗りたい」12月28日、京都橘の選手権が国立競技場から始まる。 (文・写真=会田健司)