特徴はテュラム+ルカク…ユーヴェがパルマの21歳FWに魅了された理由を伊紙が特集
ユヴェントスがパルマの若き逸材FWアンジュ・ヨアン・ボニーに熱視線を寄せる理由について、イタリア紙『トゥットスポルト』が10月31日の特集記事で伝えた。 21歳のボニーは、2021年夏にパルマへ加入。昨シーズンにセリエBで5得点10アシストを記録してチームの優勝に貢献すると、今シーズンはここまでセリエA10試合で3ゴール1アシストの活躍を見せ、注目の若き逸材となっている。 そんな中、イタリア紙は「ややテュラムでややルカク…なぜボニーはジュントリやユーヴェを魅了したのか」との見出しでユヴェントスが「パルマの小さな宝石」に熱視線を送る理由を分析している。「若くして本当に大きなプレッシャーを背負っているが、このFWは耐えられることを示した。ビッグクラブの手帳にも収まったことは偶然ではない」と指摘。ユーヴェのフットボール・マネージングディレクターを務めるクリスティアーノ・ジュントリ氏が「素晴らしい選手だ」と語り、早ければ来年1月にもドゥシャン・ヴラホヴィッチの控えとして確保に動く可能性があると伝えた。 同紙は、ボニーが「パワーとクオリティのミックス」した特徴を持っていると指摘。「ボニーは190センチで筋肉質の体格だが、両足の技術がある。レパートリーとして、ほぼすべてを組み合わせることができる」と万能な選手であることを説明した。その上、「少々、図々しいところがあるのも悪くない。ゴールを決めなくても決定的になれる。ウィンガーやMFの飛び出しのスペースを作り出せるため、彼の仕事は貴重だ」と評価されている理由を挙げた。また「デュエルで負けることが本当に極めて少ない」とも付け加えている。 また、同氏はボニーがナポリFWロメル・ルカクとインテルFWマルクス・テュラムの両方の特徴を持ち合わせた選手であるとも主張している。「プレースタイルやフィジカルはルカクに例えられる一方、特に動きに関してはテュラムを思い出させる」と記述し、「ウィンガーから出発してセンターフォワードを本職とした」ところもインテルFWとの共通点であると指摘した。最後に「フランスから移籍金ゼロで獲得したパルマは優秀だった」と締めくくっている。