B2ベルテックス静岡 飛龍高出身の163センチ、PG山本愛哉が本拠地デビューも…4日から山形戦
B2ベルテックス静岡は2日、2025年初戦となる本拠・山形戦(4、5日・浜松アリーナ)に向けて静岡市内で調整した。前節・愛媛戦との第2戦でBリーグデビューを果たした163センチのPG山本愛哉(20)=飛龍高出=が、ホームでの初陣を心待ちにしている。 今季のB1、2を含めたリーグの登録選手で“最も小さい男”だ。福岡生まれで飛龍高を卒業し、現在は神奈川大の3年生。昨年12月に特別指定選手(アマ契約)で加入した。「武器は3点シュート」の言葉通り、29日の愛媛戦では第2クォーターに途中出場し、リーグ初得点となる3Pを決めた。 運動量とスピードで勝負する。森高大ヘッドコーチ(35)は「PGとして非凡なものを持っている」と、評価。若手PG陣の鍋田隆征(23)、陳岡燈生(とおい、23)の競争相手としても期待を寄せる。リーグの規定で山本が帯同するのは3月上旬まで。「大学に比べると高さ、フィジカルが全然違う。早く慣れてチームに貢献したい」。Bリーグ一小柄な男がベルテの起爆剤になる。(塩沢 武士) ◆Bリーグ小さい選手メモ 160センチ台で活躍している主な選手には、167センチで日本代表の司令塔・富樫勇樹(31)=B1千葉=がいる。B1にはそのほか168センチの仙台・渡辺翔太(26)、169センチの大阪・鈴木達也(33)。B2では、鹿児島の兒玉貴通(32)が166センチ。昨年12月に特別指定選手として山梨学院大から神戸に加入した野溝利一(21)は165センチ。
報知新聞社