【パリ五輪2024】バスケ準々決勝アメリカ対ブラジルを予想 ベスト4に向けての展望
アメリカ対ブラジルの注目ポイント:ブルーノ・カボクロ対策と3Pシューター
アメリカのロスターには、NBAでも有数の才能あるスコアラーたちがそろっている。その層の厚さは、ジョエル・エンビードやジェイソン・テイタム、デビン・ブッカーといった実績あるナンバーワンオプションたちが攻撃で目立たず、カリーもまだ活躍していないほどだ。 何があってもアメリカは得点をあげてくるだろう。そして前述のとおり、ブラジルはそれについていくのが大変なはずだ。だからこそ、アメリカを勝利に導くのは守備となる。 サイズで下回る日本との試合で、カボクロは今大会最高級の印象的な試合を披露したばかりだ。3P4本中4本成功を含む33得点、17リバウンドを記録した。そしてブラジルは彼の周囲に、少なくとも3P成功率40%超の選手が4人いる。 アメリカのセカンドユニットのフロントコートコンビ、アンソニ-・デイビスとバム・アデバヨは、カボクロが3Pラインの内側でボールを持つたびに苦しめてくるはずだ。彼らは3Pにも対応できるだけの敏捷性も持つ。 テイタムやエドワーズのような、長さと身体能力を兼ね備えるペリメーターディフェンダーたちは、ベニーチやレオ・メインデルといったシューターたちを抑えるのに苦労しないだろう。(足首のケガを抱える)ドリュー・ホリデーとデリック・ホワイトは、ネト、ウエルタス、ヤゴ・サントスといったガード陣にとって、守備で悪夢となるはずだ。 守備の面で集中を保っている限り、アメリカはまったく問題なく、ブラジルにやすやすと対処できるだろう。
Kyle Irving、坂東実藍 Miran Bando