松山英樹が通算35アンダーのツアー新記録で11勝目 単独首位スタートからは“勝率10割”
◇米国男子◇ザ・セントリー 最終日(5日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73) 【画像】楽しそう 松山英樹が2025年開幕戦でツアー通算11勝目を挙げた。単独首位から出た最終日を1イーグル7バーディ、1ボギー「65」で回って通算35アンダー。2022年大会でキャメロン・スミス(オーストラリア)がマークした34アンダーを1ストローク更新、72ホール最多アンダーパーのツアー新記録となった。 前半「32」で2位コリン・モリカワに4打差をつけ、後半は一時2打差に迫られたが、16番で第2打をピン1mに絡めてバーディを奪い、3打差に。17番は5mのバーディパットがピンを2m弱オーバーしたが、返しを入れてパーでしのぐと、パー5の最終18番でバーディフィニッシュを決めた。 ホールアウト直後のインタビューでは「コリンがきのうみたいに伸ばすと思っていたので、スコアを出さないと逃げ切れないと思っていた」と振り返った。35アンダーのツアー記録については「最後の(バーディ)パットが入るか入らないかでそういう感じはしていた。記録を出せてうれしいなと思います」と笑顔を見せ、開幕戦優勝の要因を「オフですごくリフレッシュできて、ここからスタートするという気持ちでできた。それが良かったかなと思います」と話した。
松山は米ツアーの最終日を首位で迎えたのは8度目で、3度優勝を逃していたが、いずれも首位タイからのもの。単独首位スタートからは2016年「HSBCチャンピオンズ」、21年「マスターズ」、同年「ZOZO選手権」、24年「フェデックスセントジュード選手権」に続いて5戦全勝。勝率10割のパーフェクトレコードを守った。 今大会は昨季から始まったシーズン8戦のシグニチャーイベント(昇格大会)の1つ。同イベントでは24年2月「ザ・ジェネシス招待」に続く2勝目で、スコッティ・シェフラー(4勝)に続く2人目の複数回優勝者となった。 なお、今季のポイントランキングシードを持つ125人のうち10勝以上のキャリアを持つのは8人のみ。名実ともに世界トッププレーヤーの底力を見せつけた。 <ポイントランクシード保持者の勝数ランク> 1/ロリー・マキロイ/26勝 2/ジャスティン・トーマス/15勝 3/スコッティ・シェフラー/14勝 3/アダム・スコット/14勝 5/ジェイソン・デイ/13勝 5/ジョーダン・スピース/13勝 7/松山英樹/11勝 7/ジャスティン・ローズ/11勝