3月までに最高値に迫る場面も、日経平均はまだ上昇する
1年前に「日経平均3万6000円」を言い当てた筆者が、日本株のさらなる上昇を予想する理由とは?(写真:ブルームバーグ)
能登半島地震、羽田空港での航空機衝突事故と波乱の幕開けとなった2024年。ところが株式相場はそうした重苦しい雰囲気を吹き飛ばすような年初からの急上昇を演じた。日経平均は次々と大台替わりを果たし、ついに3万6000円の大台をつけた。もちろんバブル崩壊後の高値更新である。 ここまでの強い相場を誰が想像しただろうか。誰も予想し得なかっただろう、筆者を除いては。筆者は1年も前から2023年末の日経平均株価は3万6000円と予想していた。2023年末には届かなかったが、暦が変わって半月後に達成した。営業日にすればわずか7日後ずれしただけである。 それでも年初からの急伸は予測していなかっただろう?って。いえいえ、それも予想していた。昨年末に出演したBSテレ東『日経ニュース プラス9』で、2024年の株価推移をフリップに描いたところ、年明けからの急上昇をしっかり予測した軌跡となっている。
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広木 隆