パッティングストロークは「3つのローテーション」で成り立っている⁉︎ それってどういうこと?【橋本真和の上級パッティングワールドへ、ようこそ!#5】
これまでパッティングで起こるミスの原因を「肩甲骨のポジション」、「目線のズレ」といった自分の体にまつわる部分で橋本コーチに解説してもらった。この他にも「パターの動かし方でストロークが変化することがある」と橋本コーチ。それは「パッティングは3カ所のローテーションでストロークが成り立っているから」らしい。この3カ所のローテーションについて説明してもらった。
①フェース、②シャフト、③ライ角でローテーションは起こっている
理想的なストロークを実現するためには肉体的な要素の他にも、「パターに発生している3つのローテーションを知っておく必要があります」と橋本コーチ。 「パターに存在するローテーションとは“フェース"、“シャフト“、“ライ角“の3つ。この3つのローテーションが最適なバランスで働きあうことで理想的なイン・サイド・イン軌道が実現するんです」(橋本コーチ・以下同) ひとつずつ説明してもらうと、「まず①フェースのローテーションとは一般的に知られているフェースの開閉のことを指します。②シャフトのローテーションはシャフトの横の傾きのことです。そして③ライ角のローテーションは上下方向の動きのことを言います」
写真左:「シャフトのローテーション」はグリップ(手)の位置を支点とした回転
この3つのローテーションの組み合わせでストロークは成り立っている。そしてどこかのバランスが崩れてしまうと、ボールの打ち出しがズレてしまったり、ストローク軌道がイン・サイド・インからかけ離れた動きになってしまう。 「ストローク軌道のミスひとつにしても、フェースの開閉が大きいのか? それともシャフトが傾き過ぎているのか? ライ角がズレてトウアップになっているのか? が考えられます」(橋本) 自分のストロークを分析する時に、どのローテーションが狂っているかをチェックすることで、修正箇所が明確になってくる。 今回はパターに存在する3つのローテーションについて解説してもらった。次回はパターをインサイドに引く動作を例に、「ローテーションの違いで発生するミス」を橋本コーチに教えてもらう。 ●「レッスンの王様」シリーズ「橋本真和の上級パッティングワールドへ、ようこそ!」は、月刊ゴルフダイジェスト及び、ゴルフダイジェスト公式メールマガジンでもご覧いただけます。下記URLをクリックし、メルマガ購読登録をお願いします。
取材協力/シェパーズゴルフスタジオ
ゴルフダイジェスト編集部
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