参院岩手補選に5氏届け出 自民擁立せず、27日投開票
広瀬めぐみ前参院議員(自民党離党)の辞職に伴う参院岩手選挙区補欠選挙が10日告示され、元職1人と新人4人が立候補を届け出た。衆院選と同じ27日に投開票される。広瀬氏が秘書給与詐取事件で辞職した経緯を踏まえ、自民は候補擁立を見送った。 立候補したのは、届け出順に参政党の新人吉田利也氏(48)、会社社長の諸派新人小田々豊氏(69)、政治団体役員の諸派新人松島弘典氏(67)、立民の元職木戸口英司氏(61)、元岩手県滝沢市議の無所属新人田中亜弓氏(53)。いずれの候補も盛岡市内で第一声に臨んだ。 木戸口氏は「必ず勝ち取り、野党みんなで政治を変える」と強調。吉田氏は「子どもや孫たちに日本を残すため力を貸してほしい」と呼びかけた。 小田々氏は東京一極集中が進んでいるとして「人・モノ・カネを地方に移す」と主張。松島氏は「政治が根本から道を間違えている。『小さな政府』と安い税金を」と訴えた。田中氏は「動物との触れ合いを通じ高齢者を元気にしたい」と述べ、廃校に保護犬や猫との交流拠点をつくる構想を掲げた。