保ち合い続く日経平均、トレンドラインで読む次の展開
画像を拡大日経平均株価の日足チャート
先週(12月16日~20日)は日米の金融政策が発表された。アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が発表した利下げは市場の想定どおりだったが、同国株は大幅安となりトレンド転換への警戒が高まった。また日本銀行は市場の予想どおり利上げを見送ったが、日経平均株価は上値の重たい展開が継続。保ち合いとなっているレンジの下限に接近して、週末の取引を終えた。 日本とアメリカの年末相場のパターンと言えば、アメリカの「クリスマスラリー」、国内の「掉尾(とうび)の一振」のように年末にかけて株価が上昇したり、国内の「餅つき相場」のように年末に相場が変動しやすくなったりするケースがよく話題に上る。だが現状では日本とアメリカの金融政策が予想どおりとなったにもかかわらず、株式相場は方向感が定まらない状況が続いている。 では年末年始にかけてどのような値動きが想定されるのか、いつものようにトレンドとモメンタムで解説していきたい。
本文:1,447文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
福永 博之