マツダの「ロータリーエンジン×電動化技術」が高評価を獲得! 次は現代版「RX-7」の復活か? 話題の「アイコニックSP」市販化の可能性は
約11年ぶりに復活したロータリーエンジン搭載車が高評価を獲得
マツダは2023年9月、約11年ぶりにロータリーエンジン搭載車の復活をアナウンスしました。それが、クロスオーバーSUV「MX-30」のラインナップに追加された「MX-30 ロータリーEV」です。 【画像】「えっ!…」これが市販化に向けて期待が高まっているマツダ「アイコニックSP」です(30枚以上) そのコア技術は、2024-2025シーズンの「日本カー・オブ・ザ・イヤー」でも高評価を獲得。その追い風を受け、スポーツカーのコンセプトモデル「アイコニックSP」の市販化にも期待が高まっています。
2023年9月にマツダが約11年ぶりに復活をアナウンスしたロータリーエンジン搭載車「MX-30 ロータリーEV」は、ロータリーエンジンが発電した電気でモーターを回して前輪を駆動する新発想のパワートレインが注目を集めています。 そのコア技術である“e-SKYACTIV R-EV”を日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会も高く評価。2024-2025シーズンの「実行委員会特別賞」を授与しています。 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、“e-SKYACTIV R-EV”の受賞理由について「マツダ独自の技術として世界で初めて実用化に成功したロータリーエンジン。環境問題を理由に命脈を閉じたかに見えたこの日本固有の技術資産を、発電機として用いる新しいパワーユニットe-SKYACTIV R-EVとして復活させ、未来に向けさらに進化させる道筋を拓いたことを評価した」とアナウンスしています。 そんな“e-SKYACTIV R-EV”を搭載する「MX-30 ロータリーEV」は、容量17.8kWhのバッテリーを搭載し、それをあらかじめ充電しておくことで日常領域(WLTCモードで最長107kmまで)ではエンジンを止めたまま走行可能。
それよりも長い距離を走る場合は、搭載するロータリーエンジンで発電した電気でモーターを回して走るPHEV(プラグインハイブリッド車)となっています。 ●ポルシェ「911」に相当するパフォーマンス 同様のコンセプトを持つパワートレインは、マツダが「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開したスポーツカーのコンセプトカー「アイコニックSP(ICONIC SP)」への搭載が想定されています。 「アイコニックSP」は、時代が変わっても、その時代に適したソリューションを活用することで、「クルマっていいよね、楽しいよね」というクルマへの憧れを提供し続けていくというマツダの情熱を、コンパクトスポーツカーというスタイルにまとめあげた美しいコンセプトカーです。 「アイコニックSP」のパワートレインとして想定されているのは、2ローター・ロータリーEVシステム。「MX-30 ロータリーEV」の“e-SKYACTIV R-EV”は1ローター仕様ですが、「アイコニックSP」のそれは2ローター仕様を想定しているのが見どころです。 この2ローター・ロータリーEVシステムの美点を活かし、「アイコニックSP」はハイパワーで低重心、さらに50:50の前後重量配分などを実現し、スポーツカーらしい運動性能の獲得を目指しています。 気になるパフォーマンスの目標は、システム出力370ps、車両重量1450kg、パワーウエイトレシオ3.9kg。これはポルシェ「911」に相当するパフォーマンスだといいます。
【関連記事】
- 【画像】「えっ!…」これが市販化に向けて期待が高まっているマツダ「アイコニックSP」です(30枚以上)
- 北米マツダが2025年モデルのマツダ「MX-5ミアータ(ロードスター)」発表! 35周年記念モデルも設定
- ワイドボディがカッコいい! マツダのワイルド系SUV「CX-50」が北米で“過去最高のセールスを記録” 気になる日本導入は?
- 伝説の「787B」が疾走! 「ロードスター」35周年記念車も初公開!! 「マツダファンフェスタ」はなぜ2日間へと開催規模が拡大されたのか?
- ついに正式受注開始か? マツダ「ロードスター」35周年記念車の魅力とは? “シックな赤いボディカラー”と“上質なインテリアコーデ”に注目です