ビジネスでの生成AI活用、「文章要約」「情報収集」「メール文章作成」「翻訳」などで業務効率アップ【MMD研調べ】
MMDLaboが運営するMMD研究所は、「生成AIのビジネス活用」の結果を発表した。ビジネスでの生成AI活用経験者402人が回答している。
生成AIの活用目的、「業務効率の向上」が最多
まず「活用経験」について聞くと、「活用したことがある」と回答したのは「文章要約」60.4%がもっとも多く、「情報収集」60.2%、「メール文章作成」「翻訳」各59.7%が上位だった。
続いて「生成AIをビジネスで活用する目的」について聞くと、「業務効率の向上」が特に多く、「作成物の精度向上」「人件費などのコスト削減」がそれに続いた。
なお「ビジネスにおける生成AI活用により『業務効率が向上した』」と考えている人たちは、70.6%だった(上がった+やや上がったの合算)。また「ビジネスにおける生成AI活用への依存度」は56.0%だった(依存している+やや依存しているの合算)。
そこで、ビジネスでの生成AI活用経験者402人を対象に「生成AI活用における職場でのルールや規則」について聞くと、「ルールや規則がある」と回答したのは83.3%と8割を超えた。
さらに「ルールや規則がある」と回答した335人を対象にその内容を聞くと、「顧客や従業員の個人情報を入力しない」39.7%、「データに偏りがないようにする」38.8%、「会社の機密情報を入力しない」38.5%が上位だった。
調査概要
・【調査対象】ビジネスでの生成AI活用経験者 ・【調査方法】インターネット調査 ・【調査時期】2024年4月24日~26日 ・【有効回答数】402人