日経平均に待ち受ける「夏バテ相場」、NYダウとは"逆相関"
アメリカ大統領選のテレビ討論会後はバイデン氏の評価が急落したが、代わりに急浮上したのはトランプ候補ではなくハリス副大統領だった(写真:Chip Somodevilla/Getty Images)
7月5日の日経平均株価は前日比1円安の4万0912円で引けた。前日にはTOPIX(東証株価指数)とともに史上最高値を更新したが、買いの勢いは続かなかった。7月8日の週にも需給悪化要因が待ち受けており、その後は分配金落ち後の利食い(売り)が起きる可能性もある。 アメリカに目を向ければ、7月9日に連邦議会上院銀行委員会で、そして7月10日に下院金融サービス委員会でジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長が証言を行う。また、CPI(消費者物価指数)も7月11日に発表予定で、こうしたイベントが相場にポジティブに働く期待がある。 一方で、日本株にとっては「夏場の円高傾向」という逆風もある。物色を工夫して猛暑の夏場を乗り切る必要がありそうだ。
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木野内 栄治