「オレのミスだね。行かなきゃよかった」巨人・杉内コーチ マウンドへ行くタイミングを反省 「相手に間を与えてしまった」
◇プロ野球セ・リーグ 広島8-3巨人(20日、東京ドーム) 1-2で迎えた4回、巨人の山崎伊織投手はこの回先頭の広島・矢野雅哉選手にヒットを許すと、會澤翼選手と森下暢仁投手にも連打を許し、ノーアウト満塁とします。ここでギアを上げた山崎投手。秋山翔吾選手と野間峻祥選手を2者連続三振に切って取りました。 【動画】8月20日の巨人ー広島ハイライト ベンチから杉内俊哉投手チーフコーチがマウンドに向かい、山崎投手に言葉をかけます。打席に入った強打者、小園海斗選手に対しては簡単に2ストライクで追い込むも、そこからフォークを見送られ、フォアボールで押し出しに。続く、4番の末包昇大選手にはレフト線への走者一掃の2塁打を浴びました。 試合後に取材対応で、マウンド上でどんな言葉をかけたか問われると、少し考え込むような様子を見せた杉内コーチ。「オレのミスだね。行かなきゃよかったって正直思う」ともらしました。 「流れを止めてしまって、相手に間を与えてしまったかなっていうのはある」 山崎投手には「欲を出すな」と伝えたそう。しかし、結果はフォアボールでの押し出し。「押し出しは勝負にいった結果」と山崎投手を責めることはしなかった杉内コーチですが、次の末包選手との勝負については「三振三振押し出しで気持ちは落ちたと思うけれども、そこで次のバッターで抑えていれば、もっといい試合ができていたかもしれない」としました。 「きょうは追い込んでからヒットを打たれる。先頭を出して、次のバッターを出してしまうっていう、本来の伊織らしくないピッチングだったかなと思います」 広島はこの3連戦で3つ勝てば優勝マジックがともるだけに、負けられない巨人でしたが、山崎投手が今季最短の4回最多7失点で5敗目を喫しました。