雑草だらけの庭にならないために。予算がない家づくりでプロがしたこと
防草シートは手軽に入手でき人工芝より格安!
もし、DIYで敷く場合、ホームセンターで探すと、2m幅の防草シートで1mあたり500円~1000円程度で購入できます(インターネットでもっと安い金額で購入も可能)。 人工芝の場合は、2m幅で1mあたり2000円~4500円なので、かなり金額を抑えて施工できます。また、人工芝の場合、芝の向きが合っていなかったり、平らに整地されていなかったりすると、見た目が悪くなってしまいます。 ですから、業者に施工を依頼した方がよいかと思いますが、防草シートであれば、そこまで見た目を気にする必要もないので、気軽にDIYが可能です。
庭の使い道が未定。だったら、手軽な防草シートで対応を
筆者は、築40年以上の中古物件(上図)を購入し、5年ほど住んで現在の家(下図)に建て替えました。建て替えとはいえ、建物の配置が変わり庭の形・広さも変わります。また、新築の外構工事の際には、庭の使い方がきちんと決まっていませんでした。 将来的にタイルデッキやガーデンルームをつけたいという要望はありますが、予算の関係でそちらはあと回し。家庭菜園だけはしたいと思っていましたが、菜園スペースの広さも決まっていません。 そうした理由から、庭の部分は外構工事のときに、安価な防草シートを敷くように依頼。少しずつ家庭菜園のスペースを開墾することにしました。 もちろん、人工芝の方が見た目にもきれいです。しかし、菜園スペースを拡張する際に、削っていくのはもったいないと思ったのです。また、将来的にデッキなどをつくることを考えると、ムダになってしまうのもイヤだったという理由もあります。
気軽にバーベキューができ、雪が降ってもぬかるまない
防草シートを敷くことで、雑草が生えない以外にも、メリットに感じることがいろいろありました。 筆者の住んでいる地域では、比較的バーベキューに対して寛容な地域なので、春先や秋口には、庭でバーベキューを楽しんでいます。庭でバーベキューを楽しむときに、問題となるのが炭の片づけです。 人工芝の場合、ゴミが中に入りやすくて、掃除の手間がかかります。また焦げてしまうと見栄えが悪くなってしまいます。 ちなみに、外構・エクステリアの仕事に携わっていた経験から言うと、タイルデッキも掃除が大変です。炭の汚れがこびりついてしまい、高圧洗浄で掃除が必要になるという話をよく聞きました。しかし、防草シートの場合は、多少の汚れも気になりません。 将来的に庭をタイルデッキや人工芝でリフォームしたときも、バーベキューコンロを焼く場所やコンロを洗う場所に関しては、防草シートにしておこうと思っています。 また、冬場も雪で地面がぐちゃぐちゃになりにくい、というメリットもあります。筆者が住んでいる地域は、めったに雪が積もることがありません。しかし、雪が積もったときには子どもたちは、大はしゃぎして雪遊びをしています。そういうときも、防草シートを敷いていたおかげで庭の雪が土で汚れず、子どもたちが雪遊びを満喫することができました。