保護司殺害事件を受け…公共施設20ヵ所を面談場所として提供 堺市が6機関と連携協定
ABCテレビ
堺市が刑務所から出所した人らの再犯防止と更生支援を推進するため、大阪保護観察所などと連携協定を締結しました。 5月に大津市で起きた保護司殺害事件を受け、協定には出所者らを支援する保護司の安全対策も盛り込まれました。 堺市が「再犯防止及び更生支援の推進に関する連携協定」を締結したのは、大阪刑務所や大阪少年鑑別所、堺市保護司会連絡協議会など6機関です。 堺市は各機関の相互連携によって、出所者らの社会での孤立を防ぎ、地域全体で切れ目なく継続的に支える仕組みを構築していくといいます。 また5月に起きた大津市での保護司殺害事件を受けて、堺市はすでに市内各地区の保護司会と意見交換。 保護司が安全に活動できるよう、公民館や図書館といった公共施設約20ヵ所を日時を問わず、面談場所として提供する方針です。 堺市保護司会連絡協議会の森田総一会長は、「ほかの人の目があると、ひとつの安全につながるのではないか」と話しています。
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