小池都知事が定例会見8月10日(全文1) 「生涯学べる100歳大学」来春開校
知事と教委が協議する「東京都総合教育会議」
最後のお知らせは教育に関してであります。私とそれから教育委員会との協議の場、これは東京都総合教育会議と呼ぶものでありますけれども、今年度第1回の会議を8月23日に開催いたしますので、そのお知らせであります。今回はこれからの時代に必要な読解力、読む力ですね、これをテーマとして行います。今、人工知能、いわゆるAIでございますけれども、この言葉はもはや毎日、聞かない日はないわけでありますけれども、AIというのは医療分野とか自動運転の発展には不可欠であり、これからの社会を支えていく重要な技術といえるかと思います。また、今ある職業の多くは、AIに変わってしまうんじゃないかということもいわれているぐらいでありますけれども、しかしながら一方でAIは思考する力であるとか、想像する力が苦手との特徴もあります。 こうした中で、それらの力の基盤となります読解力、読む力が、次代を担う子供たちにとって必要な力となってくるのではないかという指摘がございます。今回の会議ですが、東京の子供たちにとってこれからの時代に必要な力、特に読解力に焦点を当てまして、教育委員会と、それから知事である私とでさまざま課題を共有しながら、今後の施策の方向性を確認していきたいというものであります。当日は有識者として国立情報学研究所の教授でいらっしゃって社会共有知研究センター長、こちらの新井紀子先生にもご参加いただく予定でございます。最新の調査結果をもとにして、読解力について問題提起をしていただく予定となっております。それから都立高校の教員2名にも参加していただいて、学校の現場ですね、実情を踏まえた意見交換もして、実りの多い会議にしていきたいと考えております。 私のほうから何点かご報告をさせていただきました。以上でございます。 【連載】小池都知事が定例会見8月10日(全文2)へ続く