「家事代行」はなぜ普及しない? 実際に使ってみて分かったメリット・デメリット
家事代行を利用するメリット・デメリット
筆者が実際に利用して感じたメリット・デメリットをまとめました! メリット ・プロの掃除により部屋が綺麗 ・ご飯を数日(4~5日)作らなくて良い ・週末まとめてやっていた家事がなくなり、家族との時間や自分の時間が増える ・子供がご飯を待てずにぐずることが減る デメリット ・お金がかかる ・留守中の利用は不安なため、家主が家に居られる環境が必要 ・作り置きになるので出来たてのご飯は食べれない ・作り置きが残ってしまう可能性もあり
家事代行どうしたらもっと浸透する?
こちらもアンケートでリアルなママの声を聞いてみました。 「国からの補助が出たら使いたい!」 「テレビなどでももっと使ってるのが当たり前!と放送されれば…」 「身近に使っている人が増えたら」 「ホットペッパーやウーバーのようにもっと手軽に頼めれば良いな」 「機会がないので子供産んだら強制体験とか!」 「クチコミとかレポートがたくさん見れると信頼できるかも!」 世間での認知度や理解度が上がること、利用しやすい環境の充実があれば利用したい!という方が多く見受けられました。 例えばアメリカや香港、シンガポールでは、共働き世帯が住み込みのメイドや家政婦を雇い、家事代行を依頼するのはごく当たり前のこととして浸透しています。 そう考えると、ほぼすべての家事を自分たちで行っている日本は、他国に比べて家事の負担はかなり大きいと言えそう。
日本でも補助を受けられる自治体もある
日本で家事代行を支援している自治体がどこかないのか調べたところ、大阪府吹田市では、「妊産婦サポートクーポン事業」として、日常的な家事(掃除・調理・洗濯・買い物など)の代行を、株式会社ダスキンなど4社の家事代行会社にお願いできるクーポンを発行していました。 「妊娠届出時や転入してきた妊産婦の方を対象に、家事代行サービスや助産師ケアサービスに利用できる電子クーポン(2万円分)を交付します。 サービス利用期間は、クーポン取得後、妊娠中から出産予定日の1年後の月末まで」 (引用:吹田市HP) このような国や自治体からの支援がもっと広がり、クーポンをきっかけに利用し、その後も利用を検討できるととても良いと思いました。 その反面、産後1年しか利用できないでは困る!という意見もありました。 確かに大変なのは1年後もずっと続くのが現実です……。 この問題には家事代行業者の数や、国や自治体の予算など、様々な問題が絡み合っていそうです。 まだまだ問題はありそうですが、諸外国からの遅れを取り戻すためにも!家事代行が浸透し、子育て世代の負担軽減に繋がると良いですね! この連載を通して少しでもママのリアルな声が世の中に届くことを筆者も願っています!
【Profile】みーさん(@meeeroom)
3歳男の子の母。出産を機に退社し、フォロワー22万人のママアカウントを運営。 インフルエンサー事業とP2C自社商品開発(アパレルとだし)の、2つの会社を経営する起業家ママ。 著書に『忙しママのための炊飯器こどもごはん』/KADOKAWA