カリフォルニア北部に猛吹雪 国道80号線は160キロが閉鎖
トラッキー、カリフォルニア州、3月4日 (AP) ― 米西海岸カリフォルニア州北部シエラネバダ山脈のスキー場と主要道路が3月3日、猛烈な吹雪のため閉鎖された。気象予報士は週明けにかけてさらなる降雪があると予想している。 州間高速道路I-80は、タホ湖の西と北で道路に雪が積もり通行不能となったため、ネバダ州リノからカリフォルニア州サクラメントまでの区間が閉鎖されたが、いつ解除になるか予測できないという。 山脈の標高1980メートルから上の地域には、3日零時まで吹雪警報が出されており、それ以下の地域には60センチの積雪が予想されるため、警報が出されている。 カリフォルニア北部は3日夕方までに電気が回復したが、依然として4800世帯で停電している。 タホ湖北岸の1960年冬季五輪会場となった大型スキーリゾートは、雪と風、視程低下のため2日続けて閉鎖となった。 また、タホ湖の北西に位置するトラッキーでは、住民が除雪作業中に除雪機が故障。3人掛かりで修理して、除雪作業を再開したが、町中至る所雪だらけで、除雪した雪の持っていき場がないとう。 2月29日から始まったこの吹雪は、シエラネバダ山脈の480キロに及ぶ地域に吹き荒れ、4日から6日にかけて、やや弱めの嵐が雨と雪を降らせると予想されている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)