【JMAEXPO】「TEAM RIZIN」横山武司が殊勲の1人抜き! 北岡悟が出花崇太郎に抜かせず。新居すぐるが内柴正人とドローで大将・矢地祐介を残して「TEAM SAKU」に勝利
2024年10月19日(土)神奈川・横浜BUNTAIにて『JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE』が行われた。 【写真】殊勲は先鋒戦で三角絞めを極めて1人抜き、2人目の平田とドローの横山武司。 第3試合では「QUINTETルールのグラップリング・5vs.5勝ち抜き戦」が行われ、桜庭和志の息子・桜庭大世率いる「TEAM SAKU」と、矢地祐介率いる「TEAM RIZIN」が対戦した。 ▼第3試合 QUINTETルール 5vs.5勝ち抜き戦 グラップリング 8分一本勝負 【TEAM SAKU】 先鋒 ジュマナザロフ・ラトベック(柔道) 次鋒 平田直樹(柔道) 中堅 出花崇太郎 ※キャプテン☆アフリカ(柔道) 副将 桜庭大世(柔道) 大将 内柴正人(柔道) 【TEAM RIZIN】 先鋒 横山武司(柔術) 次鋒 北岡 悟(MMA) 中堅 倉本一真(レスリング) 副将 新居すぐる(柔道) 大将 矢地祐介(MMA) QUINTETルール「TEAM SAKU vs. TEAM RIZIN」は、5vs.5の勝ち抜きによる団体戦で争われる。 今回、チーム5人のトータルの体重制限は380kg。基本は8分一本勝負だが、選手間で10kg以上の体重差がある場合は4分一本勝負も選択可。試合中の姿勢が消極的だった場合は指導が与えられ、3回の指導で失格となる。 「勝ち抜き」システム=「Winner stays on」で、勝者は対戦チームの次の相手と戦う。引き分けは両者退場。大将が負けたチームが負け。大将同士の試合のみ判定あり。「指導」の数の少ない方が勝利。数が同じ場合はチーム全体の「指導」の数が少ない方が勝利。それも同じ場合は大将同士の試合の優劣を審判の旗判定により決定する。ヒールフック、スラミング及びスパイキングは禁止。 TEAM SAKUのリーダーは「IQレスラー」桜庭和志の息子、桜庭大世。現在25歳の大世は、柔道をバックボーンに持ち、23年9月のQUINTETでプロ格闘技デビュー。初戦で柔道オリンピック金メダリストの内柴正人にヒザ十字固めで一本勝ちを収め、大器の片鱗を見せた。そして柔道出身の内柴正人、出花崇太郎(キャプテン☆アフリカ)、平田直樹、ジュマナザロフ・ラトベックの4人の猛者が加わり、TEAM SAKUが結成された。 対するTEAM RIZINから送り込まれた刺客は、矢地祐介、北岡悟、横山武司、倉本一真、新居すぐるの5人。いずれも現役でRIZIN・DEEP・PANCRASE・修斗で活躍してきた日本格闘技界トップクラスの選手たちだ。元祖フットローカーの北岡、近代柔術家の横山、トップレスラーの倉本、そして120%アームロッカーの新居。最後に大将戦として出場するリーダーの矢地は、ロータス世田谷でのグラップリングトレーニングの成果を見せるか。 ▼先鋒戦 ×【TEAM SAKU】先鋒 ジュマナザロフ・ラトベック(柔道) [1分08秒 三角絞め] 〇【TEAM RIZIN】先鋒 横山武司(柔術) 1R、キルギス柔道81kg級王者のラトベックと、柔術家の横山。詰めるラトベックに引き込みを狙う横山。クローズドガードから引いたラトベックに、横山はそのまま前に出てマウント。ラトベックの右手首を押さえて越えて、引き込み、足を組み変えて三角絞めを極めた。 ▼8分 △【TEAM SAKU】次鋒 平田直樹(柔道) [引き分け] △【TEAM RIZIN】先鋒 横山武司(柔術) 引き込む横山に、いったん離れてパスを狙う平田。足を割って抜けようとする平田を崩してクローズドに入れて三角を狙う横山。 ベリンボロ狙いからスイープする横山にパスはさせない平田。スタンド再開。シッティングガードの横山に右足を中に入れパスを狙う平田。そこに立ち上がりトップを選択した横山。シングルレッグで後方に回す平田に、下になった横山は足を取ってうつ伏せに狙うが場外。 スタンド再開。組み手争いから引き込む横山は立ってダブルレッグ。そこに後方に回す平田だが場外。 中央再開。シッティングガードから平田の右足を取りに行く横山に足を抜く平田だが、手繰ってトップを奪う横山。フックガードの平田に右で枕狙い、パス仕掛けバック狙いも、平田もすぐに落としてバック取らせず。 下からアームドラッグ狙いの横山。草刈狙い、トップから平田は首を掴み、ネルソンからダースチョークは! 横山ずらして凌ぎ、引き分け。両者脱落。 ▼8分 ─【TEAM SAKU】中堅 出花崇太郎(柔道) [失格] ※両者脱落 ─【TEAM RIZIN】次鋒 北岡 悟(MMA) ともにスタンドの組み手争いも膠着「指導」。 ダブルレッグテイクダウンの北岡が上に。左足を右腕をかけて手首を掴む出花。互いに「指導」。 手を上下させる北岡を崩す出花だが、その際でトップを奪うのは北岡。ハーフを奪い、左差しも両者に「指導」3つ目で脱落。 △【TEAM SAKU】副将 桜庭大世(柔道) [引き分け] △【TEAM RIZIN】中堅 倉本一真(レスリング) 桜庭の組みに倉本は小手巻き投げも桜庭はすぐに立ち上がり。頭をつけてから左差しの倉本だが、戻す桜庭。左腕を巻いて背負い投げた倉本が上に。下の桜庭はトーホールド狙いも足を組めず。外した倉本もニーバーを狙うもヒザは抜けていてスタンドに。 足払いで崩す倉本。下から右足にからむ桜庭だが足を抜く倉本。桜庭の大外刈を潰して上に。下の桜庭の蹴り上げが目に入り、中断。 同じ体勢で再開。下の桜庭の足を持つが、立ち上がる桜庭。右小手の小外がけに、倉本はそり投げで場外に。倉本のダブルレッグは場外。 今成ロールを狙う桜庭。前転してのストレートフットロックも、抜く倉本にトップを取る桜庭はパスもスクランブルする倉本は抜ける。 左の大腰を狙う倉本。柔道の足技を仕掛ける桜庭。小外刈でテイクダウンを奪い、ハーフからキムラクラッチ。抜いた倉本が上に。トップを奪いノースサウスチョーク狙いもゴング。 引き分けで両者脱落。 △【TEAM SAKU】大将 内柴正人(柔道) [引き分け] △【TEAM RIZIN】副将 新居すぐる(柔道) ※RIZINは大将の矢地祐介を1人残して勝利 内柴の詰めに頭をアゴ下につける新居。首後ろを掴む内柴。押し込む新居。場外。 スタンドで組み手争いの両者。足払いを狙う新居。内柴はボディロック狙いも場外。 スタンド再開。首の取り合いから両者「指導」。 内柴の詰めをさばく新居。前に出る内柴。新居もいい組み手を取りたいが取らせない内柴。新居は足払いで崩してバックも場外! スタンド再開。突き放す新居は押し込み前へ。支え釣り込み足狙いの新居。スタミナは現役ならでは。しかし内柴も押し込む。 両者に「指導」。 押し込む内柴。うちが懐に入るが、突き放す新居。足払い狙い。払い腰の動きを見せた内柴だが、崩れない新居。 押し込むのは内柴だが、新居も組み手争いで譲らず。内柴は引手を引くが新居も戻す。足を飛ばす新居はシングルレッグテイクダウン! 中央へ移動。フルガードの内柴にトップからガードを割りに行く新居が左足を抜きハーフに。背中をつかせた新居はいったん離れてスタンドで前に。 懐に入り、払い腰狙いの内柴に新居は大内刈テイクダウン! ゴングに新居はガッツポーズ。TEAM RIZINが大将・矢地を1人残しで勝利した。
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