【熊本競輪・GⅢ開設記念】瓜生崇智「この時のために8年分、取っておいた」初の地元戦は記念の初日特選で登場
<2日・熊本競輪・前検日> 瓜生崇智が満を持して地元バンクに初出走する。12R初日特選メンバーとして、共同会見場に笑顔で登場。ただ、熊本初出走の思いを問われると表情が一変。「話が長くなりそうですね」。一呼吸、間を置いて、簡潔かつ濃い内容で心境を語った。 「地元でデビューできると思ったが、地震で走ることができず。悲しくて、さびしかった。僕ら109期から熊本で走れていないんです」。2016年7月にデビュー。ついに地元戦に出場する。「記念の特選入りを目標に頑張ってきた。僕はある意味、持っていますよ。初の地元戦が記念の初日特選。そこで3億円プレーヤーの脇本(雄太)さんの番手に行けるんですから。この時のために8年分、取っておきました」。 「『応援に来る』という連絡もたくさんもらった。走るのが楽しみで仕方ないです」。地元を走れる喜びを胸に、脇本の圧倒的なスピードに食らい付いて、熊本勢点数最上位の力を示す。