磐城、選手らが必勝祈願 学校近くの飯野八幡宮 /福島
<センバツ高校野球> 磐城ナインは29日朝、必勝祈願のため、学校近くの飯野八幡宮を訪れた。保護者ら約30人も一緒に参拝し、センバツ初勝利に向けて士気を高めた。新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツイベントなどの中止・延期が相次いでいるが、岩間涼星主将(2年)は「とにかく大会を開催してほしいと願った。勝つための準備をして待ちたい」と話した。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 必勝祈願は以前は、監督や主将だけで行っていたが、昨秋から全員に変更したという。磐城が甲子園に出場した年に製造された5円硬貨を野球部保護者会が集めており、この日は夏の甲子園で準優勝した1971年製の5円硬貨を部員全員が1枚ずつさい銭箱に入れて勝利を祈願した。 昨秋の県大会3位決定戦前に保護者会が近くの神社で必勝祈願したところ、磐城は勝って東北大会出場を決めた。以来、保護者会は、試合会場近くの神社に参拝してから応援に行くという。 保護者会の市毛芳幸会長は「子どもたちは日々の練習を頑張っている。親もできることはすべてやろうという気持ちだ」と話した。【磯貝映奈】