第93回選抜高校野球 宮崎商部員に振る舞う 豚1頭分、カツカレー /宮崎
<センバツ> カツで勝つ――。第93回選抜高校野球大会に出場する宮崎商(宮崎市)で27日夕、宮崎県日南市産のブランド豚「日南赤豚」を使ったカツカレーが野球部員に振る舞われた。 同校のPTA会長で飲食店経営の宮田猛敏さん(58)が、取引先の日南市の養豚業者、酒井孝治さん(69)から「食べて元気はつらつなプレーを」と野球部へ豚1頭(約130キロ)の寄贈を受けて企画した。 豚のロース肉は宮田さんの店で揚げ、残りはルーの具材にして練習後の部員約60人に提供した。普段から一人3合分を平らげる部員たちは「うまい」と山盛りのカレーをおかわりし、エースの日高大空(そら)投手(2年)は「パワーをつけて恩返ししたい」と話した。【塩月由香】