歩行者からしたら「マジ勘弁」! そこかしこで見かけるクルマの身勝手行為5つ
クルマで人に危害を加えると被害は甚大に
最寄り駅までの道のりや街なかなどでは、歩行者として道路を利用する人も多いのではないでしょうか。また、普段はクルマで通っている道を歩いてみると、意外な発見をしたり、予想以上にクルマが迷惑な存在だと感じたりすることもあります。今回は、歩行者の立場から見たクルマの迷惑行為を紹介します。 【画像】歩行者の迷惑となるクルマの違反行為の画像を見る
目の前の横切り
横断歩道を横断しているときに、目の前をクルマが横切ると、歩行者は驚くとともに迷惑だと感じることが多いです。 クルマの立場からすると、「余裕があるから行っちゃえ」というタイミングだというのはよくわかります。しかし、歩行者からすると、信号に従って横断すべき場所を通行しているときに、突然目の前にクルマが現れると驚きます。 横断歩道では、横断している歩行者のほうが優先となるため、歩行者を驚かせないためにも歩いている人が通過するまで待ちましょう。
歩道への乗り上げ駐車
歩行者からすると、歩道に乗り上げて駐車しているクルマは迷惑だと感じます。 そもそも、歩道にクルマの一部または全部を乗り上げて駐車するのは違反です。また、歩道に乗り上げたクルマは、歩行者の通行の妨げになるため、クルマを駐車するときは短時間であっても駐車場に停めるようにしましょう。 道路交通法によると歩道は「歩行者の通行の用に供するため縁石線または柵その他これに類する工作物によって区画された道路の部分」となっています。道路外の施設に入るために歩道を横切るなどの例外がありますが、原則としてクルマは歩道に侵入することができません。
水はね
水はねは、雨の日によく起きる出来事で、水をかけられた歩行者は非常に迷惑だと感じます。 道路は、中心から端にかけてわずかに湾曲しており、道路上に水が溜まらないような構造になっています。そのため、道路から流れてきた雨水は道路の端に溜まりやすく、右左折や路端停車のために左に寄ったときに歩道に水をはねてしまうことがあります。 また、道路交通法第71条「運転者の遵守事項」には、「ぬかるみ または 水たまりを通行するときは、泥よけ器を付け、または徐行する等して、泥土、汚水等を飛散させて他人に迷惑を及ぼすことがないようにすること」と定められていることからも、クルマの運転者が水をはねないよう注意しなければなりません。