スバル「クロストレック」に優れた燃費の「ストロングハイブリッド」が登場! タンク容量も拡大しロングドライブが可能に…価格は383万3500円から
燃費性能は及第点だったが……
クロストレックに搭載されているパワートレインは、「e-BOXER」と呼ばれる最高出力145ps/最大トルク188Nmを発生する2L水平対向4気筒自然吸気エンジンに最高出力13.6ps/最大トルク65Nmを発生するモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムの1種類のみだった。組み合わされるトランスミッションはリニアトロニックと呼ばれるCVTで、駆動方式は従来の4WDに加えて2WD(FF)も設定されたのがポイントだ。 これまでは2Lのマイルドハイブリッドハイブリッドしか設定がなく、燃費性能はWLTCモードで15.8~16.4km/Lと国産コンパクトSUVのなかでは及第点だった。しかし、今回のストロングハイブリッド車の追加によって一気に勢力図を塗り替えそうだ。
タンク容量も増加し長距離ドライブもこなす
新たに搭載されたストロングハイブリッドシステムは、最高出力160ps/最大トルク209Nmを発生する2.5 L水平対向4気筒エンジンに、最大出力119.6ps/最大トルク270Nmを発生するモーターを組み合わせたスバル独自のシステムだ。 駆動用と発電用の2つの高出力モーター、フロントデファレンシャルギア、電子制御カップリングがワンパッケージとなっていて、最高出力119.6psを発生する駆動用モーターにより、幅広い走行シーンでモーター駆動をメインとして、モーターが苦手な領域をエンジンがカバーする。 駆動用バッテリーは、高密度、軽量、長寿命なリチウムイオン高電圧バッテリーを新開発。マイルドハイブリッド搭載モデルと同様に荷室フロア下にレイアウトする。またストロングハイブリッドは、パワーコントロールユニットを荷室フロア下からエンジン上部に配置を変更。燃料タンク周辺を省スペース化することで、タンク容量を63Lに拡大。大容量燃料タンクとストロングハイブリッドのWLTCモード18.9km/Lという優れた燃費性能によってロングドライブを実現している。
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