【米国】スズキ「“ジムニーベース”の台車」公開に反響! 「ジムニーミニ!」「なんとも」 画期的システムや「軽トラック」披露で期待高まる! 米CESに初のブース出展を実施
米国で「軽トラック」や「ジムニーベースの台車」を披露
スズキは2025年1月7日から4日間、米国ラスベガスで開催の電子機器見本市「CES 2025」に出展すると発表しました。 スズキ初出展となるCESでは、さまざまな技術や車両が展示されますが、SNSなどでは早速関心を寄せる人からの多くのコメントが寄せられています。 【画像】超カッコイイ! これがスズキの「新型車両」です!(53枚)
今回スズキは、創業以来大切にしてきた理念「小・少・軽・短・美」を通じた、社会課題の解決に共感する仲間づくりを目的に、CESへ初出展を決定。 この「小・少・軽・短・美」とは、製品はコンパクトに(小)、シンプルに(少)、軽く(軽)、スピーディーに(短)開発し、その調和は必然に美しいもの(美)になる、というものづくりの理念。 スズキでは生産現場において、ムダを削減し、高効率・高品質なものづくりの基本方針として始まったスローガン「小さく」「少なく」「軽く」「短く」「美しく」が提唱されていました。 これが生産にとどまらず、あらゆる部門のあらゆる場面において仕事をするうえで目指すべき合言葉として、「小・少・軽・短・美」と略されて海外まで広く浸透。 現在スズキが展開する製品づくりにもその特長が活かされており、長年にわたり、スズキの行動理念の端的な表現として定着しているといいます。 今回のCES 2025では、会場でこの理念を紹介する動画や、それを体現した製品例としてスズキが日本で生産・販売している軽トラック「スーパーキャリイ」が参考出品されます。 また、電動車いすの技術を応用した業務用多目的ユニット「電動モビリティベースユニット」を展示。 電動モビリティベースユニットとは、スズキがこれまで培ってきた電動車いすの技術を応用し、様々なロボットの足回りとして活用が検討されている新機軸です。 静岡県浜松市で2024年3月から開催された「浜名湖花博2024」では、このユニットに軽SUV「ジムニー」や軽トラック「キャリイ」の外観を取り付けたデモ機が公開され、注目を集めました。 会場ではこの電動モビリティベースユニットを活用して開発が行われているLOMBYの自動配送ロボット「LM-A」や、エバーブルーテクノロジーズの「除雪ドローンV3」を展示します。 さらに、Applied Electric Vehiclesと共同開発した、小型自動車サイズの自動運転電動台車を展示します。 自動運転電動台車は、スズキの四輪駆動車「ジムニー」のラダーフレームをベースに、Applied EVの自動運転車両プラットフォーム「Blanc Robot」を、統合制御システム「Digital Backbone」で制御する台車。 食料品や荷物などの配送から産業での使用まで、商用車の様々な用途への活用が期待されている技術です。 このほか、Glydways, Inc.と共同開発した新都市交通システムも車両展示します。 ※ ※ ※ 今回のCESですが、スズキ初出展ということもあってか非常に関心が高いようで、SNSなどでも各出展車両や技術について、高い関心を持つ人もいるようです。 なかでも自動運転台車については、「確かにラダーフレームなら台車にしやすいか」とジムニーフレームの活用方法を見出す人や、「ジムニーミニだ!」とあたかもジムニーの小型モデルだとする主張も見られます。 一方、「ジムニーベースの新型車両と聞いてウキウキしてたのにEVだったときの何ともいえん」と、ジムニーらしさを活かした内燃機関モデルであってほしいとする意見も寄せられています。 また、スーパーキャリイについては、「現地での販売の手段は大歓迎です」と、アメリカ市場で日本の中古軽トラックが人気を博していることから、ビジネスで成功するのではないかとする見方のほか、「トランプに目をつけられて関税課せられるぞ」など、米国を取り巻く環境が変化していることを危惧する考えもあるようです。
くるまのニュース編集部