結婚式、開いていいの? 新型コロナに頭悩ませるカップルたち
「延期無料」式場も異例の対応
アンケート調査した理由について、同社の榎本純社長は「延期か否かで悩まれているカップルが多いため、判断材料を提供するために行いました」と語ります。今回の結果については「予想よりも『実施する』という回答が多かった印象です。また、『延期した』と答えた人からは『無料で延期できたから』との意見が多かったので、ブライダル業界側もかなり頑張っているのではないかと思いました」と話しています。 実際、アンケート結果でも、「延期してもキャンセル料がかからなかった」との回答が約7割に上り、「かかった」の3割を大幅に上回っています。
「悩んでいるなら相談を」
ブライダル業界団体の日本ブライダル文化振興協会では、式場を保有する主要会員にヒアリングした結果、3月中に予定されていた結婚式のうち、延期となった式の割合は3分の1程度だったそうです。なお、延期の件数には地域差があり、北海道などヒアリング時点で感染者が多かった地域では少ない地域よりも延期の割合が高い傾向にあったとのことです。 延期か決行か。目に見えないウイルスだけに判断に苦慮するカップルが多いのかも知れません。同協会は「各式場では、安心・安全に式が行えるよう、感染防止対策に万全を尽くしています。もしも延期するか否かで悩まれるようでしたら、お客様がご納得いただけるように対応いたしますので、是非ご相談ください」と呼び掛けています。 (取材・文:具志堅浩二)