営業時短、午後8時に繰り上げ発表 小池知事「徹底して人流抑制を」
東京都の小池百合子知事は4日、記者会見し、「私たちはすでに、感染状況がこれまでとは全くことなるステージに入った、そのことを明確に認識していなければならない。これまでのように感染状況に応じて一人一人がリスクを低減させる取り組みだけでなく、人の流れ、人と人との接触を徹底的に抑えることが必要だ」と訴えた。 【会見動画】東京・小池知事が臨時会見 1都3県で時短・外出自粛要請へ
午後8時以降の不要不急の外出自粛も要請
そして、「1月2日に一都三県で行った緊急事態宣言(発出)の国に対しての要請に対して、本日早速、菅義偉(よしひで)総理から『検討に入る』旨発表があった」と説明。政府から飲食店の営業時間のさらなる短縮などの要請があったことを述べたうえで「これらに一都三県独自の取り組みを加えて、『一都三県緊急事態行動』と位置付けて人流を抑えるための対策を協同して取り組むことに合意した」とも語った。 小池知事は「(都として)徹底して人流を抑制していく考えだ。都民には改めてのお願いになるが、20時以降の不要不急の外出の自粛をお願いします。昨年、緊急事態宣言があった。その際には人の流れが減って感染が抑えられたという事実がある。再度、人の流れを強力に抑えていかなければならない」と強調した。 都民には「外出は控えステイホーム、おうちにいてください。3密は絶対に避けて、買い物、通院など必要な外出もできるだけ短時間で済ませていただきたい。家族連れではなく、少ない人数で済ませていただきたい。不要不急の都と県、その境をまたぐ移動は自粛してください。3連休もステイホームでお願いしたい」とした。 都では1月11日までの間、飲食店などに対して営業時間の短縮を要請している。小池知事は「国の緊急事態宣言が発出された際には改めて制度を確定するが、例えば1月8日から、午後8時までに短縮してもらうようにさきほど一都三県で合意した。そして、1月12日以降については飲食店全般に午後8時までの営業時間の短縮をお願いすることになる」と語った。 ただ、1月11日以前に国の緊急事態宣言が発出された際には、「要請期間、対象を改めて確定していくことになる」と述べた。