笹尾明日香がパリ五輪代表・張本美和を下す金星 田中、宇田、横井も準々決勝進出<卓球・WTTコンテンダーアルマトイ2024>
<卓球・WTTコンテンダーアルマトイ2024 日程:2024年9月3日~9月8日 場所:アルマトイ(カザフスタン)> 6日、WTTコンテンダーアルマトイ2024は大会4日目を迎え、男女シングルス2回戦と男女ダブルス準々決勝、混合ダブルス準々決勝と準決勝が行われた。 女子シングルス2回戦では、笹尾明日香(日本生命)と張本美和(木下グループ)が対戦。張本が第1ゲームを先取するも、第2ゲームは笹尾が奪取する。続く第3ゲームは再び張本が奪取し、勝利に王手をかけるも、第4ゲームからは笹尾が一気に流れを引き寄せ、第4、第5ゲームをどちらも11-4で連取。笹尾が張本とのフルゲームを制し、準々決勝進出を決めた。 その他、長﨑美柚(木下グループ)が朱成竹(チュチェンジュ・中国香港)、横井咲桜(ミキハウス)が上澤杏音(香ヶ丘リベルテ高)を下し、準々決勝進出を決めた。 男子シングルス2回戦では、田中佑汰(個人)が梁儼苧(リャンヤンニン・中国)と対戦。第1ゲームは梁儼苧に先取されるも、第2、第3ゲームは田中が奪い取り、田中が優位な展開に。しかし、第4ゲームは梁儼苧に取り返されると、最終第5ゲームはデュースまでもつれる接戦となる。最後は田中がなんとか12-10で取り切り、フルゲームの末に田中が勝利を収めた。 また、同じく男子シングルス2回戦では宇田幸矢(協和キリン)と吉山僚一(日本大)の日本人対決が実現。第1ゲームは吉山が宇田を封じ込めるも、第2、第3ゲームは流れを引き寄せた宇田がゲームを連取する。 しかし、吉山も負けじと第4ゲームを奪い、試合はフルゲームへ。最終第5ゲームは序盤でリードを奪った宇田が吉山の猛攻を凌ぎ、宇田が11-6で奪取。宇田がフルゲームで吉山を下し、田中と共に準々決勝進出を決めた。 混合ダブルス準々決勝では、田中/長﨑ペアが呉晙誠(オジュンソン)/KIM Seongjin(韓国)ペアと対戦。第1ゲームの長いデュースを田中/長﨑ペアが16-14で制すと、その勢いのままゲームを連取。田中/長﨑ペアがストレートで勝利し、準決勝進出を決めた。 準決勝では、第1シードの林詩棟(リンシドン)/蒯曼(クアイマン・中国)ペアと対戦。競り合いとなった第1ゲームを林詩棟/蒯曼ペアに先取されると、第2ゲームも林詩棟/蒯曼ペアが奪取。第3ゲームは田中/長﨑ペアが数点を追いかける展開になるも、林詩棟/蒯曼ペアに逃げ切られ、ストレートで田中/長﨑ペアが敗北。田中/長﨑ペアはベスト4で大会を終えた。 7日には、男子シングルス準々決勝以降と男女ダブルス準決勝が行われる。女子シングルスでは長﨑美柚(木下グループ)と横井咲桜(ミキハウス)、女子ダブルスでは長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)ペアと大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)ペアの日本人対決が実現する。