「紀州のドン・ファン」の右腕とゴーストライターが感じた、早貴被告証言への強烈な違和感
■ 早貴被告が突然主張し始めた「結婚の3条件」 「お金をパッとくれる人でラッキー。うまく付き合っていこうと思った」野崎さんは、その日のうちに「結婚してください」と切り出し、被告は結婚の条件として、(1)毎月100万円の報酬を支払う、(2)田辺市で一緒に住まなくてよい、(3)性行為をしない、の3つを示したと証言している。 傍聴後、この3条件についてマコやんは疑問を呈した。 「社長がこのような条件を交わしたことは絶対に無かったはずです。唯一本当なのは月々100万円を貰うことだけでしょう。性行為をしないこと、田辺市に一緒に住まなくていいという条件には違和感しかありません。Hをすることだけが生きがいの社長がセックスをしないという条件を呑むはずがないし、田辺市の家で一緒に住まないというのもナンセンス。それなら他の愛人と同様に、入籍する必要はないし、会う都度お金を払えばよかっただけになります。第一、これまで私は早貴さんから『毎月100万円』以外の条件を聞いたことがありません」 弁護人からは早貴被告にこんな質問が飛んだ。 弁護人「家族や友人に婚姻届を出すことを話しましたか」 被告「話してません」 弁護人「どうして」 被告「月100万円の契約みたいな結婚。愛し合ってする結婚じゃないので、わざわざ周りに言いふらすものでもない」
■ 「肌がカサカサだから生活態度を改めよ」 2人の結婚は、やはりカネで結ばれたものだったようだ。 だが、この風変わりな結婚生活に野崎氏は早々に見切りをつけたようだ。入籍した翌月の3月にはLINEで野崎氏から早貴被告に対し、 「早貴を中心に世界が回っているのではないことを再確認してください」 「お金をもらうんだから拘束されて仕方ないじゃないか。肌がカサカサだから生活態度を改めよ」 などのメッセージが届いていたことがすでに明らかになっている。田辺市に引っ越してもこない早貴被告に対し、野崎氏が腹を立てていたことが分かる。であるならば、彼女が語った「田辺に一緒に住まない条件だった」という主張はちょっと信じがたい。 こうした点について早貴被告は裁判でこう語った。 被告「金で女を支配し、思い通りにならないと駄々をこねる。子供だなと」 弁護人「謝って許してもらおうという気持ちは」 被告「ないです」 野崎氏からの束縛が嫌なのなら離婚をすればよかった。事実、野崎氏は早貴被告に自分の署名入りの離婚届を突き付けている。彼女はそれを破り捨てたというが、それこそ野崎氏との結婚に執着していた証ではないのか。