ヤクルト・茂木栄五郎と2年契約で合意 小川GM「どこでも守れてバッティングの実績と技術の高さ」を評価 10日入団会見
ヤクルトは5日、楽天から国内フリーエージェント(FA)権を行使した茂木栄五郎内野手(30)と基本合意に至ったと発表した。2年契約で出来高を含めた総額1億4000万円規模の契約になるとみられ、背番号は「8」の予定。10日に正式な契約をし、入団会見が行われる。 【写真】早大時代の茂木。4年時に優勝し神宮で胴上げされた 茂木は神奈川・桐蔭学園高、早大から2016年にドラフト3位で楽天に入団。今季は46試合の出場で打率・265、1本塁打、8打点だったが、卓越した打撃技術は健在で、内野の全ポジションを守れる万能さも大きな魅力だ。 小川ゼネラルマネジャーは報道陣の取材に対応し、通算781試合に出場している茂木について「とにかく内野どこのポジションも守れて、バッティングの方での実績と技術の高さが一番の獲得理由」と高く評価。そのうえで、「競争ということも含めて彼には期待をしたい」と内野のポジション争いの激化を求めた。 2年連続リーグ5位だった今季は、主力に故障者が相次いだだけに、実績のある茂木の加入は大きな戦力アップ。2014年オフの大引啓次(日本ハム)と成瀬善久(ロッテ)以来10年ぶりのFA補強に成功し、3年ぶりV奪回を目指す。