神木隆之介”玲央”は誰の血縁? 宮本信子”いづみ”の正体はまさかの…。ドラマ『海に眠るダイヤモンド』第5話レビュー
神木隆之介主演の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』。本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大なヒューマンラブエンターテインメント。さっそく、第5話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】 【写真】神木隆之介”怜央”の先祖はまさか…貴重な未公開写真はこちら。ドラマ『海に眠るダイヤモンド』劇中カット一覧
ついに明かされた”いづみ”の正体
1958年12月。「全日本炭鉱労働組合」の意向に従い、一平(國村隼)や進平(斎藤工)ら鉱員は、期末手当の賃上げを求めるべく、“部分ストライキ”を行うが、鉄平(神木隆之介)たち鷹羽鉱業側は、鉱員たちの要求を拒否して、鉱山をロックアウトしてしまう。 しかし鉄平は、父と兄だけでなく、家族同然の島民と対立してしまうことに疑問を持つ。そして、鉱員たちの不満は、ロックアウトを選択した炭鉱長の辰雄(沢村一樹)へ向かう。 そんな中、リナ(池田エライザ)は進平に、愛する人を亡くした過去を語る。進平も、過去に妻を亡くしたことから、2人は心を通わせる。リナを追って端島で新人炭鉱員として隠れて働いていた小鉄(若林時英)が迫る。駆け付けた進平と小鉄は撃ちあい、小鉄が海に流されていった。 こうして、リナと進平は誰にも言えない秘密を共有することとなった――。 現代では、いづみ(宮本信子)と玲央(神木隆之介)のDNA鑑定の結果が届く。2人の間に血縁関係はなかったことが判明したが、玲央は、これまで下の名前だと思って読んでいた”いづみ”が、結婚以前の旧姓であり、”出水朝子”というフルネームを知るのだった。 衝撃的な展開で放送を終えた第5話。畳み掛けるような新展開に視聴者のボルテージも上がった。まず、いづみの正体が朝子であることが判明したのと同時に、朝子の名字が出水だったことにも驚かされた。Xに投稿された感想を見ていこう。「てっきりエライザがいずみさんだと思ってた」「やっぱり朝子ちゃんだった」「朝子だったのね」「杉咲花ちゃんは壮絶な人生が似合うなぁ」「レオの両親達が一体誰なのか、どう話が繋がるのかが楽しみ」といった反応が寄せられていた。 また、リナの壮絶な過去が明かされたかと思えば、進平はリナを守るために殺人を犯してしまう…。「やばい... 鳥肌たった...」「心が追いつかなかった」「ラスト15分間は見応えのある圧巻のシーンで呼吸するのも忘れくらいでした。」「進平兄ちゃん戦争に行った経験あるから?拳銃もひるまず打てた。」など、まさかの展開に視聴者も息を呑んだ。 複雑化していく人間模様と現在に残る謎が深まり、すでに次週の内容が気になっている視聴者も少なくないだろう。第6話への期待もより一層高まる。 (文・野原まりこ)
野原まりこ