前の車がOKでも危険…気を付けたい雨の運転、車のトラブル
熊本朝日放送
福岡管区気象台は17日、熊本を含む九州北部地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。平年より13日遅く去年より19日遅い梅雨入りとなりました。 内原健文アナウンサー 「梅雨入りし、大雨が降ると気をつなければならないのが車のトラブルです。事故を起こさないよう事前の備えが大切です」 JAFによると、まずは、タイヤの溝をチェックしてほしいといいます。 注目するのは、タイヤの側面の小さな三角マーク。三角マークが指すふくらみの部分が、タイヤの接地面と同じ高さになっていると、まったく溝がない状態です。つまり、水をかく性能もまったくない状況と言えます。溝の深さは1.6ミリ以上と法律で定められていますが、すり減って溝がない場合は、タイヤを交換する必要があります。 気を付けるべき点はほかにも。去年7月、熊本県山都町や益城町で1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降ったときには、1日に60件以上の車のトラブルが発生しました。 JAF熊本支部の緒方将さんは、こうした時には「そもそも水たまりの中に入らないということが重要」と指摘します。 前の車が行けたとしても、止まってしまうことも起こりうるといいます。 さらに、水が濁っていることによって、例えばマンホールが外れていることに気づけなかったり、、道路と側溝、道路と田んぼとか境目が見えず、脱輪してしまったりする恐れがあるそうです。 ほかにも、アンダーパスや川の近く、傾斜が急なところは走るのは危険です。 万一、道路が冠水したエリアで立ち往生した場合は、車内にとどまらないこと。ドアが開かなくなる可能性もあるので、運転席の近くには、常に脱出用のハンマーを備えておくことも重要です。 JAF熊本支部 緒方将さん 「今後、大雨を含めて自然災害は増えることが予想されます。そういったトラブルに遭わないためにも情報、道具、知識を備えていただく必要があります」