データ管理クラウド「スノーフレーク」が持つ"独自の強み"
企業が部署ごとに保有しているデータを一元管理し、共有者は容易にアクセスできる(写真:ブルームバーグ)
アメリカ市場に上場している注目銘柄を取り上げる連載企画「はじめての米国株」。今回はデータ管理プラットフォームをクラウドで提供するソフトウェア企業のスノーフレーク(SNOW)を紹介する。(最新の ドル円相場はこちら です)スノーフレークのサービスは、さまざまなソフトウェアと連携して使用することができ、利便性が高いことから顧客の増加と大口化が進んでいる。ビッグデータの活用やAI(人工知能)の普及が進むにつれ、データの管理は重要性を増しており、今後も高い成長が期待されるIT企業だろう。 スノーフレークは、2012年に創業したソフトウェア企業である。クラウドベースでデータを一元管理できるプラットフォームを提供している。同社のサービスを導入することで、顧客企業がさまざまな部署やシステムでおのおのに保有しているデータを一元管理し、社内など共有するすべての人がデータに容易にアクセスできるようになる。 必要なデータの抽出や集計などの加工機能も備えることで、意思決定を行うための分析基盤とすることも可能となる。同社のサービスの特徴は、使い勝手のよさにあろう。同様のサービスはアマゾン(AMZN)やマイクロソフト(MSFT)などのクラウド大手も提供しているが、同社の場合は異なるクラウドインフラ間のデータも扱える。 つまり、マイクロソフトのアジュールやアマゾンのAWSなど、異なるベンダーにあるデータでもスノーフレークのデータクラウドがハブとなることで、データの一元管理が可能となっている。
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大和証券 米国株執筆班