【川口オート・SS王座決定戦】黒川京介が上がり3・310秒の好時計で決定戦進出「自己ベストです」
川口オートの「スーパースターフェスタ2024 ~SG第39回スーパースター王座決定戦~ ~スーパースターシリーズ戦 平尾昌晃杯~」は30日、4日目の開催が行われた。 黒川京介(26=川口)はトライアル最終走の11R、負けられない一戦で見せた。0メートルオープンとはいえ大外8番車。1番車にはスタート巧者の鈴木宏和、隣の7番車に佐藤摩弥がいる不利な状況だったがお構いなしだった。 コンマ07のタイミングから鋭い飛び出し。場内からもこの電光石火のスタートに歓声が上がった。鈴木を叩いて主導権を奪い、そのまま8周押し切り今節初勝利。見事ファイナル切符を手にした。 試走は3・24秒、上がりも3・310秒と破格のタイムに他の選手も「すごい」と驚きを隠せなかった。黒川は「試走も上がりも自己ベストです」と完勝劇に笑顔を見せた。 前日、ビッグレースの時に行う準決勝前の整備を敢行。「手前が良くなって開けやすくなった。手前が良くなったから、先を出すセッティングもできた。結構、進む感じもある。エンジンは本当に別物になった」。今回も作戦は成功、3日目までと違いマシンはパワーアップした。タイムも出ていることもあって「これで物足りないとは言えませんね」と笑う。 今回が3回目のトライアル出場だがすべてファイナルに進んでいる。初出場の2021年は2着、23年は3着と悔しい思いをした。「もう2、3着はいらない。最高の1年を終えられるように最高の形で終えたい」と開幕前に話していた。その思いを実現する舞台は整った。
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