【RWS】品川朝陽が描く野望「来年も負ける予定はないのでずっと勝ち続け、来年の末までにはラジャのタイトルに挑戦できるように」
2024年12月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール『RWS JAPAN』(U-NEXT配信)にて、ONEを主戦場とするニコラス・レイテ・シウバ(ブラジル)とフェザー級 (57.15kg)3分3Rで対戦する朝陽・エイワスポーツジム(=品川朝陽/エイワスポーツジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。当初、朝陽と対戦予定だったカルロス・セブンムエタイジム(スペイン)は日本到着後、発熱・嘔吐により欠場となり、ニコラスが代替出場となった。 【写真】朝陽必殺の左ボディブローが相手の腹にめり込んだ瞬間 朝陽は同門の吉成名高と共にジュニア時代から様々なアマチュアタイトルを獲得し、プロ転向後も強打を武器にMA日本フライ級王座、ルンピニージャパン認定スーパーバンタム級王座、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王座、ムエサイアム・イサーン・バンタム級王座、IPCC世界フェザー級王座などのタイトルを次々と獲得。2021年から2023年はONEに参戦し、その後はBOMとRWSで活躍。7月にチャイヤコーンを得意の左ボディでKOして破竹の10連勝を飾ったが、10月のクンクメール対抗戦で1Rにダウンを奪うも引き分けに持ち込まれた。 ■年内最後の試合なんでKOしたいですけど… ――前回10月、クンクメールのトゥン・パント戦は1Rにダウンを取りながらも、相手に最後まで粘られてしまい引き分けに終わりました。 「ちょっと自分のパンチに自信を持ち過ぎちゃっていたのかなと。1Rにダウンを取った時にもう倒せると思いましたし、しかも効いているように見えたので、それで余計に行っちゃいましたね。そうしたら、そこから相手はタフだったのでビックリしました。3Rからやっぱり組みに来たので、1、2Rを耐え切ったら僕のスタミナ切れも考えていたと思います」 ――その後もご自身的には手応えのある打撃はあったんですか? 「何回かボディも入って『倒れるかな?』と思ったものも何発かありましたね。だけど、今まで自分が対戦した中でも一番タフな相手でした。クンクメールの選手は気持ちが強いとよく言われてますけど、それを身をもって体感しましたね。技術的には試合が始まった瞬間に、自分が勝ってるなと思ったんですけど、やっぱり最後まで諦めない心というのが一番の武器になるというのはすごく勉強になりました」 ――試合後に相手選手と言葉は交わされたんですか? 「試合後にTシャツをプレゼントしてくれたので、その時に『強かったよ』と言ったら『痛かったよ』と言われて、じゃあ倒れてくれよって思いました(苦笑)」 ――相手の情報がなかったのですが、実際、どういったレベルの選手だったんでしょう。 「試合前からちょくちょく相手選手の試合を見たところ、カンボジア国内のタイトルを持ってる選手だったみたいなので上位のランクの選手だったと思いますが、やっぱりKOで勝ちたかったですね」 ――倒し切れなかったことで自分の武器に自信をなくしたとか、そういうのはなかったですか。 「それはないですね。トゥン・パント選手がタフだっただけで、今までに自分のパンチで倒れている選手は何人もいるんで、やっぱりそこの自信は揺るがないです。でも、以前みたいに試合の割合的にテクニックだったり、キックも使ってパンチを当てるチャンスを作っていかないといけないと思ったので、今回の試合ではそこをテーマにしたいと思っています」 ――ここ最近は3R制の試合が続き、さらに1RKO決着が続いてましたが、久しぶりに5Rフルに戦ってどうでした? 「5Rフルに戦ったのは2021年4月にBOMでのポンチャン・Brave Gym戦以来で、前回7月の試合が1RKO勝ちだったので、久々に試合をしているな~という感覚になりましたね。 ――対戦相手がニコラス・レイテ・シウバ(ブラジル)に変わりましたが、外国人選手に対して苦手意識やトラウマは特になさそうですか。 「そうですね。外国人選手とは多分、僕の戦績で勝ったり負けたりが多く、別にそんな苦手とかはないんですけど、やっぱりタイ人とは違っていつもと違うリズムで来る可能性はあるので、そこはちょっと警戒しながら戦いますが、決して苦手意識はないです」 ――どういった戦いをしてどういったフィニッシュにしようというイメージはできてますか。 「KOできそうな場面がくれば、やっぱり年内最後の試合なんでKOしたいですけど、今回は必ず勝ちたいと思ってるので、勝ちに徹する戦い方をするかしないかは、1R目の最初の相手の出方でどうしようかなという感じです。KOするコンビネーションもちゃんと練習してきてるので、KOする準備もできてるし、判定で勝つ準備もできているので、今回はとりあえず勝ちたいです」 ――今回勝って、来年2025年はどういった1年したいですか。 「2023年4戦無敗全KOで、今年は5戦4勝3KO1分と前戦以外は勝っていて、来年も負ける予定はないのでずっと勝ち続けたいと思います。そして来年の末までにはラジャダムナンスタジアムのタイトルに挑戦できるぐらいランキングを上げていきタイトル挑戦できるように頑張ります」 ――エイワスポーツジムでは、名高選手は次でラジャダムナンのタイトル3度目の防衛戦となり、竜哉選手、士門選手の二人もラジャダムナンスタジアムのタイトル挑戦の近い位置にいるというのは凄いジムですよね。 「ものすごく刺激になっています。やっぱり一試合一試合、みんなの決まる試合が最近すごく大きくなってきているので、自分もそういう大きい試合だったり、いい相手に勝っていいところに呼ばれるような試合をしないといけないなと思っていて、日々いい影響をもらっています。まず、次は年内最後の試合なので、地元横浜を盛り上げて必ず勝つので、僕の試合に期待していてください。応援よろしくお願いします!」
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