徳山昌守氏がジム開き「井上尚弥…徳山のような本格的なボクサーを育てたい」元WBC世界SF級王者
プロボクシング元WBC世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王者・徳山昌守氏が2日、大阪・東大阪市内に「徳山ボクシングジム」をオープンした。同王座を計9度防衛した元チャンプがジム会長となり、後進を指導。この日はキッズボクサーを相手にミットを持った徳山氏は、「受け入れ態勢を整え、来春にはプロ加盟したい。来年、プロ1号を出す」と、きっぱり。将来的な目標として「興行もしたい。井上尚弥、井岡一翔、中谷潤人(ひと呼吸おいて)徳山昌守みたいな本格的なボクサーを育てたい」と笑顔で誓った。 徳山氏は07年に現役引退。09年から大阪・鶴橋で焼き肉店を営んでいたが、既に閉店し、ジム開設準備を進めていた。プロ育成と並行し、健康目的などの一般会員も募集中。ジムの住所は東大阪市長栄寺2―12ツナガルビル2F。JR、近鉄「河内永和」駅徒歩1分。 ◆徳山昌守(とくやま・まさもり)1974年9月17日、東京都生まれ。50歳。94年、グリーンツダジムからプロデビュー。96年、金沢ジム移籍。2000年、WBC世界スーパーフライ級王座奪取。8度防衛後の04年に陥落も翌05年に奪還。1度防衛後に返上、引退。プロ通算32勝(8KO)3敗1分け。身長171センチの右ボクサーファイター。家族は妻と1男1女。
報知新聞社