大谷翔平とジャッジの“比較”は「フェアじゃない」 ド軍ベッツが米メディアで持論「どっちが優れていると評する必要はない」
大谷翔平(ドジャース)の娯楽は尽きない。現地時間8月29日には、同僚ムーキー・ベッツが米野球専門ポッドキャスト『B/R Walk-Off』で、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジとの比較に持論を展開した。 【動画】大谷翔平の42号ボールを手にして大喜び!周囲も拍手喝采のシーン 一体どちらがすごいのか。大谷とジャッジの“比較論”は一部の米メディアやファンの間でしきりに交わされてきた議論だが、ベッツも「この前、ある人に聞かれたんだ。ショウヘイが50本塁打50盗塁を達成して、ジャッジがア・リーグ最多本塁打記録を更新したら、どちらがより優れたシーズンだったと言えるかとね」と説明。そして、自らの意見を口にする。 「僕はこう思うんだ。この手の質問はフェアではないとね」 たしかに両雄ともに今季は歴史的な凄まじい成績を残している。 現地時間8月29日の試合終了時点で、大谷は1998年のアレックス・ロドリゲス以来2人目となる「42本塁打、42盗塁」を達成。そのほかにも打率.292、OPS.990、長打率.613のハイアベレージをマークしている。一方でジャッジも打率.333、OPS1.198、長打率.731、さらに今季は51本塁打を放ち、22年に自身が残したア・リーグ最多本塁打記録(62本)の更新にも迫っている。 どちらの凄みもグラウンドレベルで熟知する。だからこそ、ベッツはこうも論じている。 「両方の偉業は、同じ場所で共存できる。どっちかがより優れていると評する必要はないと思うんだ。僕らは、ただただ偉業を称えるべきだと思う。彼らがやっていることは、素晴らしいことだ。もう2度と見ることができないレベルのことだよ」 ベッツが「2度と見ることができない」と語った大谷とジャッジの異質なシーズン。その行方を最後まで興味深く見守りたい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]