ハマスとイスラエル、停戦合意の遅れ巡り互いを非難
Jana Choukeir Nidal al-Mughrabi Maytaal Angel [ドバイ/カイロ/エルサレム 25日 ロイター] - イスラム組織ハマスとイスラエルは25日、パレスチナ自治区ガザでの停戦を巡る合意がなお成立していないことについて、互いを非難した。 停戦交渉を巡ってはここ数日、人質解放などで依然として溝が残るものの、双方が一定の進展を確認していた。 ハマスは、イスラエルがさらなる条件を提示したと主張。一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスが既に達した合意をほごにしたとして非難した。 ハマスは「占領軍は撤退、停戦、囚人、避難民の帰還に関して新たな条件を設定し、合意を遅らせている」と表明。協議は真剣なものであり、ハマス側は柔軟性を示しているとした。 これに対し、ネタニヤフ氏は「テロ組織ハマスはうそをつき続け、既に達した合意をほごにし、交渉に困難をもたらし続けている」と反論。イスラエルは人質返還に向け絶え間ない努力を続けると強調した。