なにわ男子、サブスク解禁を機に聴きたい隠れた名曲 魅力は抜群の“聴きやすさ”にあり
「ありふれた恋じゃ、もう満たされない」「ちゅきちゅきハネムーン」
「ありふれた恋じゃ、もう満たされない」 アルバム『+Alpha』はさまざまな方向に振り切ったテイストの楽曲が多く収録されているが、「ありふれた恋じゃ、もう満たされない」は“大人っぽさ”に振り切った一曲。「初恋LOVE」のイメージが強い方は、歌詞を見て驚かされるのではないだろうか。もともと色っぽい歌い方が得意である西畑大吾、高橋恭平はもちろん、大西流星、大橋和也といったキュートなキャラクターのメンバーも普段とは異なる大人っぽい歌い方をしており、普段とのギャップを存分に楽しむことができる。 「ちゅきちゅきハネムーン」 「ちゅきちゅきハリケーン」「ちゅきちゅきブリザード」に続く「ちゅきちゅき」シリーズ。同曲は「ハネムーン」ということもあり、結婚式のBGMでも使用されるような幸せオーラたっぷりの楽曲になっており、シリーズものではありながらも、一曲だけでも十分に楽しめる。パッと聴いただけだとハッピーなウェディングソングのように感じるが、西畑が作詞した歌詞を読み込むと、過去2作のものも引用されており、どこか面白さもある「ちゅきちゅき」シリーズとしてなにわ男子の関西魂も感じることができる、一度で二度美味しい楽曲に。 Make Up Day 今回サブスク解禁されるのは『+Alpha』収録曲だけでなく、過去のシングル曲も。“隠れた名曲”ではないが、この機会に初めてなにわ男子の楽曲に触れる方に紹介したいシングル曲は、「Make Up Day」だ。大西主演ドラマ『紅さすライフ』(日本テレビ系)の主題歌として使われていた楽曲で、メイク男子が主人公のドラマらしく、〈24H, 24H〉〈いつもVivid, vivid〉〈気持ち次第で世界は変わるから〉と化粧をする時の高揚感を感じさせるような歌詞となっている。身支度をする際に聴きたい一曲だ。 なにわ男子の楽曲の魅力はなんといっても“聴きやすさ”だろう。様々なジャンルに挑戦しつつも王道であることを外さない彼らの楽曲は、誰にでも耳にしやすく、それゆえに多くの人の心を掴んできた。多くの人がサブスクサービスを利用している現代において、今回のサブスク解禁でなにわ男子の楽曲がもっと身近になるはず。なにわ男子がより多くの人の生活を彩る存在になることを期待したい。
佐々木翠