【小倉2歳S展望】2度目の重賞挑戦でエンドレスサマーが初タイトルを狙う
「小倉2歳S・G3」(9月1日、小倉) 2度目の重賞挑戦でタイトル奪取を狙うエンドレスサマー。前走の函館2歳Sはスタートを決めて2番手から運ぶと、しぶとく脚を伸ばして3着を確保した。1週前追い切りは美浦坂路4F53秒5-12秒0を記録。併せ馬で年長馬相手に1馬身半先着といい状態をキープしている。意欲の西下を実らせ、小倉2歳チャンプの座へ突き進む。 小倉の未勝利戦を勝ち上がったレイピア。抜群の行きっぷりで逃げ脚を伸ばすと、そのまま危なげなく押し切った。芝1400メートルの新馬戦は2着に敗れたが、現状ではスピードを生かせる芝1200メートルがベストの見立て。1週前追い切りでは、栗東坂路で4F51秒5-12秒4と上昇気配。勲章を手にして、飛躍の足掛かりとする。 中京の新馬戦を快勝したエイシンワンド。スタートで出遅れたが、すぐにリカバーして2番手へ。直線で満を持して追いだされると反応鋭く抜け出した。1週前追い切りは栗東坂路の併せ馬で4F56秒3-12秒3をマークし、3馬身半先着と好ムードを漂わせている。同じ舞台でのV実績は大きなアドバンテージ。いざ、重賞獲りへ。 スピードの違いを見せつけ、デビュー戦を逃げ切ったジャスパーディビネ。内から難なくハナを奪うと、直線で二枚腰を発揮して後続の追い上げを封じ込めた。1週前追い切りは栗東坂路の併せ馬で古馬に先着と仕上がりは万全。新潟組は苦戦傾向だが軽視は禁物だ。 小倉の新馬戦で差し切りVを決めたタマモティーカップ。叔父に重賞勝ち馬のタマモホットプレイやタマモベストプレイを持つ血統馬が、センスあふれる走りで初陣を飾った。2歳王者の資格は十分ある。