キャディもクリスチャンという徹底ぶり! 世界No.1のスコッティ・シェフラーの素顔とは?
2024年の米国男子ツアーを席巻したスコッティ・シェフラー(米国)が実は敬虔なクリスチャンだとご存じだろうか? 【写真】変則的だけど、アマチュアも足の動きはマネすべき! S・シェフラーの連続写真 ◇ ◇ ◇ 2024年、スコッティ・シェフラー(米国)が米国男子ツアー7勝、パリ五輪で金メダルと男子ゴルフ界を席巻した。「マスターズ」で2度目のグリーンジャケットを手に入れるなど安定した活躍を見せ、ポイントレースで首位を独走。過去2年もポイントレース首位で最終戦を迎えていたが逆転負け。今季ついに“年間王者”の称号を手に入れた。 シェフラーは1996年生まれでまだ28歳。意外と若いことに驚く人が多いかもしれない。米国男子ツアーで初優勝を挙げたのは22年2月とわずか2年半前だから、あっという間に頂点に上り詰めたことになる。テキサス大学を経て18年にプロ転向。19年は米下部ツアーで1勝を挙げ新人賞に輝いた。20年から参戦した米国男子ツアーでも、未勝利ながら新人賞を獲得。順風満帆なキャリアを積み上げてきた。 今や圧倒的な強さをみせるシェフラーだが、まだまだ知られざる一面がある。自身を「厳格なカトリック教徒だ」と公言しており、マスターズ翌週の大会も制すると「僕は本当に信仰深い人間だ。創造主を信じるし、イエス様を信じている。自分の才能を競い、発揮する場を与えられたと思っている」となんとも敬虔な発言をしている。 20年に結婚をしたメリディス夫人は高校の同級生で、もちろんカトリック教徒。さらには、「僕はぜひともクリスチャンのキャディと一緒にやりたいんだ」という思いもあり、バッバ・ワトソン(米国)と15年間タッグを組んでいたテッド・スコットをスカウト。21年からタッグを組んでいる。 「周囲の人々と幸せを築くこと」が信条。温和な性格だがシェフラーの会見はいつもジョークが飛び、笑いが絶えない。最終戦の最終日、8番パー4でバンカーからの2打目を大きくシャンクしてボギー。結局2位と4打差をつけ圧勝したのだが、優勝会見では当然「なぜシャンクをしたのか?」と質問が飛んだ。「緊張して」などの返答が予想されたが、シェフラーは「クラブフェースの真っすぐな部分ではなくて、ホーゼルに近いこの部分で打ってしまって」とシャンクのメカニズムを生真面目に説明し、会場は爆笑に包まれた。「僕は今季7勝じゃなくて8勝。パリで勝っているからね」と笑ってコースをあとにした。(文・武川玲子=米国在住) ◇ ◇ ◇ お刺身を食べる順番があるって本当? 関連記事「女子プロが新人セミナーで習った“恥をかかないマナー”とは?」で、あなたのマナーが合っているかチェック!