「沿岸から離れて高い所に避難を続けて」大阪管区気象台が会見
1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、石川県志賀町で最大震度7を観測した。気象庁は石川県能登に大津波警報、日本海側の広い範囲に津波警報や津波注意報を発表。この地震を「令和6年能登半島地震」と命名した。大阪管区気象台は1日夜、記者会見を行い、石川県能登に大津波警報、北海道から九州の日本海沿岸に津波警報、津波注意報を発表している状況について「沿岸から離れて高い所に避難を続けていただきたい」と注意を呼びかけた。 【動画】石川県能登で震度7、大津波警報 気象庁が会見「すぐに高い所へ避難を」(2024年1月1日)
同気象台の雛川(ひなかわ)博文地震情報官は、近畿圏では兵庫県北部に津波警報、それ以外の日本海沿岸には津波注意報が発表されていることについて「兵庫県北部沿岸では、沿岸から離れて高い所に避難を続けていただきたい」と注意を呼びかけた。 また「津波注意報を発表している地域ですが、海の中には絶対に入らないで可能であれば沿岸部から離れたところで避難を続けていただきたい」と呼びかけた。
会見で雛川情報官は、近畿圏では同日午後6時50分ごろまでに、兵庫県北部の豊岡・津居山と京都府舞鶴で0.3メートルの津波が観測されたことなどを説明した。 また、雛川情報官は「津波というものは最初の波が高い後、低くなるということはなくて、繰り返し襲ってくることがあります。後続の波がさらに高くなることがありますので、警報、注意報が出ている間は海岸などに近づかないようにしてほしい」と話していた。