当時はPFPの意味知らず!?元3階級王者が伝説のボクサーとの一戦を振り返る「打ち返そうとしても…」
元世界3階級王者の八重樫東氏(41)が22日までに更新されたお笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアのYouTubeチャンネルにゲスト出演。14年に対戦した“伝説のボクサー”ローマン・ゴンサレスとの試合について振り返る場面があった。 【写真あり】“激闘王”八重樫 引退会見で涙 八重樫氏は13年にWBCフライ級王者を獲得して2階級制覇を達成した。14年には当時PFP(パウンド・フォー・パウンド)1位だったローマン・ゴンサレスとの対戦が決定した。当時のゴンザレスは強すぎて、対戦を避けるボクサーが続出。 周りの人間はゴンザレスとの対戦を止めたという。所属していた大橋ジムの大橋秀行会長は「指名試合じゃないからロマゴンとの指名試合になるまでやらなくてもいいんじゃない?」と言われた。いつか対戦しないといけないなら今でもいいという気持ちから「やります!」と対戦を了承したようだ。 そして「当時はPFPの意味もよくわかってなかった」と告白すると、ジュニアも驚きの表情を見せた。 ゴンザレス戦については「凄く柔らかいもの殴っている感じで、僕のパンチは全部当たってなかったんですよ。自分の手応えはなかったですね」と振り返った。そしてゴンザレスの強さはディフェンスからオフェンスの切り替えの速さだったという。「パンチ力は全然なくて、タイミングと繋ぎの速さ。1発もらったら次のディフェンスが間に合わなかったんですよ。打ち返そうとしたらまだ打ってきた」と自身にとって財産になる試合になった。 ジュニアはボクシングの試合を見て2度目の涙が流れる試合だったと明かした。「会場の盛り上がり方含めて凄かった」と回想した。