マイク・タイソン復帰戦で〝八百長〟説 主催者が猛反論「制約なかった」「侮辱だ」
ボクシングの元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(58=米国)の19年ぶり復帰戦で「八百長」との指摘が相次いでいることに動画配信王手「ネットフリックス」とともに興行をサポートしたモスト・バリュアブル・プロモーション(MVP)社が怒りの猛反論を展開した。 【写真】フェイスオフが怖すぎるタイソン タイソンがユーチューバのジェイク・ポール(27=米国)に判定負けを喫した一戦について、元NFLのスター、マイケル・アービン氏(58)は低調だった試合でタイソンが得意としていたアッパーを使わなかったことを疑問視し「あの試合はウソだった」と主張。また元世界6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ氏も「ひどい試合だった」「試合は脚本通り」と指摘していた。 SNSなどでも試合が〝真剣勝負〟ではなかったという声が多く出ている中、MVP社は「テキサス州のライセンス規制局が認可したプロの試合だった。両者は誠意をもって試合に勝つことに全力を尽くした。契約上でも、そのほかの面でも両選手に一切の制約はなかった」とし「これに反するいかなる合意もボクシング規則に違反することになる」との声明を発表した。 さらに「ポール対タイソンでプロスポーツ生中継に初進出した世界最大のストリーマー(ネットフリックス)との希望に満ちた長期パートナーシップのデビューにおいてMVPが競技規則の不当な違反を検討することはさらに非論理的で愚かである」とし「彼らが技に注いでいる努力とスポーツに対する侮辱である」と猛反論した。 米専門メディア「BOXINGSCENE」は「MVP社はポール対タイソンの試合が何らかの形で脚本化または八百長されていたというネット上での陰謀説に怒りの反応を示した」と伝えていた。
東スポWEB