〔NY外為〕円、一時158円台=5カ月ぶり安値(26日午前10時48分)
【ニューヨーク時事】休場明け26日午前のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景に円売り・ドル買いが加速し、円相場は一時1ドル=158円04銭付近まで下落した。158円台を付けるのは、7月中旬以来約5カ月ぶり。午前10時48分現在は158円00~10銭と、前営業日(24日)午後5時(156円95銭~157円05銭)比1円05銭の大幅な円安・ドル高。 クリスマス翌日の26日は英市場がボクシングデーのため休場。米国でも休暇中の市場参加者が多く、閑散商い。東京市場で円安・ドル高となった流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場は157円60銭台で取引を開始した。 米労働省が朝方発表した最新週の新規失業保険申請件数は前週比1000件減の21万9000件となり、市場予想(22万4000件=ロイター通信調べ)を下回った。労働市場の底堅さを示唆する内容を受け、発表後に米長期金利が上げ幅を拡大。円売り・ドル買いの流れが強まっている。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0410~0420ドル(前営業日午後5時は1.0384~0394ドル)、対円では同164円50~60銭(同163円01~11銭)と、1円49銭の大幅な円安・ユーロ高。